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仕上げ実績・ブログ - ダイヤモンドカットからブラッシュド

2015.09.24

FIAT17インチバレル2次元研磨からのブラッシュド&パウダースモークブラック(濃い目)

元は量産向きのダイヤモンドカットですが他所で一本修理をされたようで色合いがその一本だけ違う事と4本腐食痕が目立つとの理由から再ダイヤモンドカット修理では無く同じヘアーラインポリッシュでも腐食痕が目立たない様にバレル研磨からブラッシュドしてさらに耐久性向上とガラリと雰囲気も替えて黒濃い目のパウダースモークブラックにカスタムリメークです。



ブラッシュドからのパウダーコートフィニッシュの長所となる「密着性、耐色性、耐光性・頑丈肌」など元のダイヤモンドカット溶剤クリアーの比では有りませんのでパウダーコートにより耐久性が向上してさらに渋めのブラッシュドにより腐食痕も目立た無くなりビジュアル共にアップしました。





FIAT17インチバレル2次元研磨からのブラッシュド&パウダースモークブラック(濃い目)



千葉県のお客様・・・ダイヤモンドカット修理されていいましたが色合いが揃ってない事と腐食痕が多く有るため手直し修理ついでに腐食痕が目立たないブラッシュドにしてカラーは黒濃い目のパウダースモークブラックに模様替えします。







修理した1本はクリアーの種類の違いから色合いが違います。

単品修理の場合は多少の色ずれが起きますので修理しないホイールと全く同じにはなり切れない場合も有ります。





塗装剥離







サンドブラスト研磨

ウェットブラストも完備していますがバレル研磨機が有るためウェットブラストの出番はほとんど有りません。







スポークサイド面窓部の砂肌光沢出しのためにバレル荒研磨でさらに追い込んで磨き込みます。







インナーリムから側面リムまでバレル研磨





バレル研磨で磨くと4本皆虫食い腐食痕が正直に表れて来ました。

この程度の腐食なら荒目のブラシラインによるブラッシュドで目立たなくなります。





スポークサイド面窓部の砂肌をバレル研磨により鈍い銀の光沢を出すのがバレル2次元研磨の最大の目的です。

バレル研磨が出来ない一般的な窓部処理はウェットブラストで白濁した状態のままパウダースモークブラックを塗るか、先塗りでパウダーコートカラーを塗るかの方法になります。







ブラッシュドの上にパウダースモークブラックの静電噴射







本来エンブレムと赤リングは簡単に外れる脱着式ですが前業者さんが両面テープで張り付けであったため強引に外すと割れる恐れが有るためマスキング式となり余計な手間が掛かる上の完全な塗装が出来にくくなりますので一遍手を加えられたモノは難儀で倍手間が掛かります。





ハイパーブラック(DBK)のベースとなる溶剤ブラック塗装

アルミその他金属製はパウダーコートベースが可能ですがプラ樹脂製のDBKのベースは全て溶剤になります。





バレル2次元研磨ベースからブラッシュドしてパウダースモークブラックを塗って完成です。







裏リムは普段汚れっぱなしでメンテ掃除が出来ませんので「頑丈肌で密着性が良く塗装が剥げにくい・熱に強いためパットカスが付きにくい・汚れ付着がしにくいため汚れ落ちが良い・黒は汚れが目立たない」などの利点からインリムへのパウダーコートフィニッシュがより効果的です







プラ樹脂製のキャップは磨けませんのでパウダースモークブラックに一番相性の良い塗装としてはハイパーブラック(DBK)がベストです。







磨いた後の天面のブラッシュドは薄いスモークブラックになり、ディスクサイド面はバレル研磨による砂肌光沢のため黒の濃淡が変わり2トーンの表現になります。

※ベース下地の違いで丸塗りでもスモークブラックの表現が変わります。







荒目のブラシ表現のブラッシュドにより虫食い、腐食痕はほとんど目立たなくなります。







スポークサイド窓部のゆず肌はバレル研磨により鈍い銀光沢になりパウダースモークブラック丸塗りで窓部はDBKの様な表現になりますので先塗りのパウダーカラーは不要となりその分お安くなります。

バレル研磨が出来ない場合はスポークサイド窓部のゆず肌はウェットブラストで白濁したままの処置か、色を付ける場合はパウダーカラー(黒やガンメタ)を先塗りして天面をブラッシュドしますのでパウダー2コートとなり料金もその分UPします。







パウダーコートフィニッシュの最大の長所となる「密着性、耐色性、耐光性・頑丈肌」など耐久性は元オリジナルのダイヤモンドカット溶剤クリアーの比では有りません。

ダイヤモンドカット溶剤オンクリアーは早かれ遅かれいずれは白ミミズシミが確実に入ります。

それらはポリッシュオンクリアーの避けられない宿命です。

こちらhttp://www.243ok.co.jp/menu/simifusyoku/





4本フルリフレッシュ・リメークに限り送料往復無料キャンペーン中!

メール送受信のお願い・・携帯からのメールでは一部「受信制限、返信不能、文字化け」などが有り電話番号が明記されないと、こちらから連絡の取り様が有りませんので必ず電話番号明記の上お願いします。返信不能な場合はこちらからお電話いたします。

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2015.08.22

ジャンクションプロデュース:スカラー/ブラッシュド/リフレッシュ・リメークx2台

ジャンクションプロデュースのスカラー18/19インチ「国産復刻版2Psと年代物OZ製3Ps」のリフレッシュ・リメークです。

「国産品復刻版スカラーと年代物OZ製スカラー」は見た目ほぼ同じですが構造(2Ps&3Ps)と素材(合金プレスリム&鍛造リム)とピアスボルト(スチール&チタン)など構造、素材が違います。



スカラー2セットのリム加工は(光輝アルマイト&バフ研磨)でそれぞれ元オリジナルに沿った加工をしましたが、センターディスクとセンターキャップは2台共同じブラッシュドのカスタムリメークのため効率良くまとめて作業進行したスカラー2台を紹介します。



ジャンクションプロデュース:スカラー/ブラッシュド/フルリメーク



【A】・・復刻版国産2Ps:リム修理から化研光輝アルマイト&白アルマイト



和歌山県のお客様・・・復刻版国産2Ps19インチのスカラーです。





アウトリムが大きく反って曲がっています。







大きな曲りのプレス修理から肉盛り修理







その他3本も曲りガリ傷修理







BBFバフ磨きまで当社で行い化研光輝アルマイトは専門会社への外注依頼になります。

光輝アルマイトhttp://243ok.co.jp/blog/category/492/





【B】・・OZ製3Ps:リム修理からBBFバフポリッシュ&パウダーグロスブラック

鹿児島県のお客様・・・年代モノOZ製3Ps18インチのスカラーです。







年代モノですので赤錆や曲りガリ傷などが多く損傷が酷く程度がよろしく有りません。





4本全部曲りガリ傷有りです。





肉盛り溶接は必要不可欠な修理です。







アウトリムのBBFバフポリッシュ

リム曲り、ガリ傷修理はほぼ完璧です。





インリム剥離から研磨機によるリム研磨







パウダーグロスブラックの静電噴射!



【C】・・2セット共通加工:センターディスク&センタープレートのブラッシュド

剥離層による塗装剥離からブラスト研磨してアクション研磨します。







スポーク窓部先塗りのパウダーシルバー8枚まとめて静電噴射!







スポークデザイン天面を研磨します。







ブラッシュドベース研磨







センターキャップはバフ磨きからバレル研磨で一旦磨き込んでブラッシュドします。

※写真上が前処理の一般的なバフ磨きで写真下がさらに追い込んだ磨きのバレル研磨です。







ブラッシュド加工後はセンターディスク&センターキャップ丸塗りのパウダークリアー静電噴射!





剥離~ブラスト研磨~ハンド研磨~バレル研磨~パウダーシルバー~ブラッシュド~パウダークリアーなど多くの工程を経て無事完成





「復刻版国産2Ps19インチ」スカラー組み付け合体完成





インアウト溶接結合の2Psですのでリム丸ごとアルマイトになりますが、アウトリムは一旦バフ磨きしてからアルマイトしますので光輝アルマイトになりインリムはバフ磨きをしませんので白アルマイトになります







「OZ製3Ps18インチ」スカラー組み付け合体完成







裏リムは普段汚れっぱなしでメンテ掃除が出来ませんので「頑丈肌で密着性が良く塗装が剥げにくい・熱に強いためパットカスが付きにくい・汚れ付着がしにくいため汚れ落ちが良い・黒は汚れが目立たない」などの利点からインリムへのパウダーコートフィニッシュがより効果的です







「復刻版国産2Ps19インチ」のリムは合金プレスリムのため化研光輝アルマイトになります。









「OZ製3Ps18インチ」のリムは鍛造(FORGED)でBBFバフポリッシュになります。

こちらはキャップ3個割れていましたのでキャップに難が有りました。







■復刻版国産スカラー19インチ/リフレッシュの詳細■

1・アウターリム・・・・・・・・・BBFバフ研磨から化研光輝アルマイト

2・インナーリム・・・・・・・・・BBFバフ研磨無しのため白アルマイト

3・センターディスク・・・・・・パウダーシルバー+ブラッシュド(パウダークリアー)

4・センタープレート・・・・・・バレル研磨+ブラッシュド(パウダークリアー)

5・ピアスボルト・・・・・・・・・洗浄研磨再利用

6・ナット・・・・・・・・・・・・・・・再利用

7・エアーバルブ・・・・・・・・無し

8・エンブレム・・・・・・・・・・交換無し







■OZ製スカラー18インチ/リフレッシュの詳細■

1・アウターリム・・・・・・・・・BBFバフポリッシュ(ノークリアー)

2・インナーリム・・・・・・・・・パウダーグロスブラック

3・センターディスク・・・・・・パウダーシルバー+ブラッシュド(パウダークリアー)

4・センタープレート・・・・・・溶接修理バレル研磨+ブラッシュド(パウダークリアー)

5・ピアスボルト・・・・・・・・・洗浄研磨再利用

6・ナット・・・・・・・・・・・・・・・再利用

7・エアーバルブ・・・・・・・・洗浄研磨再利用

8・エンブレム・・・・・・・・・・交換無し

9・OZロゴシール復元制作

10・完全分解に伴うシーリング打ち直し





 「復刻版国産スカラー」「OZ製スカラー」の構造パーツの違い

           「復刻版国産スカラー」      「OZ製スカラー」

(構造・素材)  ・・・国産品合金プレス2Ps       ドイツ製鍛造3Ps

(アウトリム)・・・ ・光輝アルマイト           バフ磨きフィニッシュ       

(ピアスボルト)・ ・メス型クロームメッキ        オス型クロームメッキ   

(キャップボルト)・スチールクローム          チタン合金     

(ホール穴)・・・・・9穴マルチピッチ           単穴専用ピッチ





再塗装や磨きによるリフレッシュ・リメークは肝心要の曲り、ガリ傷修理が出来てからの話しです。

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2015.04.07

BBS-RE18インチ/バレル3次元研磨ブラッシュドパウダークリアー

元々バレル3次研磨して有るBBS-RE18インチを再バレル3次元研磨ベースのブラッシュドから耐久性重視のパウダークリアーコーティング!

フルポリッシュからのバレル研摩の場合はベースが出来上がったていますのでバレル研摩料金はお安くなります。

ワンオフで時間を掛け丹念に磨き込むバレル3次元研磨は新品卸しのフルポリッシュよりテカテカの光沢になります。



BBS-RE18インチ/バレル3次元研磨からのブラッシュドパウダークリアー



兵庫県のお客様・・・バレル研磨による3次元フルポリッシュのメーカー限定販売のREです。再バレル研摩からブラッシュドにします。







ポリッシュオンクリアー特有の白ミミズシミ腐食の現象です

量産ポリッシュは肌の弱いクリアー保護のため水侵入による白ミミズシミ腐食が早期に出ます。

白ミミズシミ腐食が入る箇所は「ホール穴・バルブ穴」「スポーク角」など角張った箇所や「アウトリム端」など傷の入り易い箇所です。

角張った部位はクリアー塗膜が伸びて薄いためその周辺や傷口から水の侵入により素地とクリアーの間に水が密封された状態のままになり腐食が進行します。

ポリッシュオンクリアー腐食についてはこちら







メーカー設定のフルポリッシュよりワンオフハンド研磨からのバレル3次元研磨の方が光沢は遥かに勝ります。







ここまで磨き上げて勿体ない気もしますが今回のバレル研摩はあくまでも3次元バレルブラッシュドのベースの為の通過点にすぎません。







天面ブラッシュドしてパウダークリアー丸塗り静電噴射!







3次元バレルブラッシュドパウダークリアーの完成!









モッチリした厚めのパウダークリアーでブラッシュド肌の艶感、質感はパウダークリアー独特の表現になります。







スポーク縦壁から立体的な箇所はバレル3次元によるツル肌光沢です。







裏リムは普段汚れっぱなしでメンテ掃除が出来ませんので「頑丈肌で密着性が良く塗装が剥げにくい・熱に強いためパットカスが付きにくい・汚れ付着がしにくいため汚れ落ちが良い・」などの利点からインリムへのパウダーワンコートフィニッシュが理想的です。







高級鍛造(FORGED)ホイールほど良い結果が出ますが一部の海外製の鋳造(CAST)ホイールなど余計に手間掛けた割にはここまでならないモノも有ります。







バレルのテカテカ光沢と荒目銀色で鈍い光沢を放つブラッシュドは気品漂う高級感が有りでさらに「丈夫で長持ちお手入れ楽々」になります。







左バレル3次元研磨と右バレル3次元研磨ブラッシュド&パウダークリアーです。

バレル研摩からのベースは同じでもブラッシュドするとフェイスがガラリと変わります。







BBS軍団「RS-GTゴールド&ダイヤモンドカット・LM裏組バレル2次元ブラッシュド&パウダークリアー・REバレル3次元ブラッシュド&パウダークリアー」3台完成!



パウダーコートフィニッシュはビジュアルも重要ですが耐久性が最大の目的です。

一般的な溶剤塗装は焼き付け温度が80℃前後のため使用中にホイールは熱を持ち50℃前後で溶剤塗膜が柔らかくなりパットカスや異物が熱で柔らかくなった塗膜に刺さり付着していくら洗っても取れなくなります。

パウダーコートは樹脂膜の上焼き付け温度が200℃前後のため120℃前後まで達しないと塗膜が柔らかくななりませんので通常の使用熱位ではパットカスや異物などびくともしません。

ブレーキパットカス付着の多い外車などは特にパウダーコートが一番適した塗装です。

ガラスコーティングなどボディーカラーと同様の溶剤肌をコーティング保護するためのモノですのでパウダーコートしたモノへのガラスコーティングなど無意味なため不要です。



再塗装や磨きによるリフレッシュ・リメークは基本土台となるホイール修理が出来てからの話しです。



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2015.03.24

トラフィックスター20インチ/クロームメッキからのブラッシュドパウダークリアー

トラフィックスター20インチのクロームメッキからの今人気のブラッシュドへのカスタム施工です、ブラッシュドカスタムのPRより先日のLM記事2015年3月21日のブログに続きインリム割れ修理とアウトリム研磨が皆様に伝えたい今回のブログのテーマです。

クロームメッキをただ削り込み研磨の処置をして有る上にインリム割れはいい加減な溶接に雑な研磨して有りまたそれを平滑にするために黒いシーリングが塗られている悪質極まりない修理のため同然その部分は手直しなど出来ませんので表面はブラッシュドのリメークで綺麗に蘇がえってもいつエアーが洩れてもおかしくないインリム割れ修復歴が残ったままの処置になりましたのでこれが大きな課題です。





トラフックスター20インチ/クロームメッキからのブラッシュドと粗悪なインリム修理



宮崎県のお客様・・・以前地元の修理屋さんにリムの曲りガリ傷修理を出したところただクロームを削り込んで研磨しただけの修理だったらしくこれ以上何とかならないかとのご相談から修理ついでにブラッシュドへ変更したトラフィックスター20インチです。







アウトリムの削り込み研磨修理も考えられない修理ですがさらにインリム割れの雑な溶接研磨からそれを隠すための頻繁に遭遇する悪質なコーキング隠し処理です。







コーキングを剥いだらこんな感じで同然手直し修理など出来ません。

タイヤを組んでお店でそのまま車両へ装着したためお客様も気が付かなかったようですがタイヤ組み換えをすればコーキングは剥げてしまいますのでコーーキング処理の悪行はいずれはばれてエアーが洩れ出します。

当社では溶接団子の手直しはしませんのでお客様が前回のお店に手直し相談した所、割れ修理からコーーキングの件は覚えて無いとの事?こんな修理に良く遭遇しますがふざけた業者が多すぎます。







アウトリムは元々はロームメッキで前回の修理でクロームの傷を取るために曲がった状態のままクロームを研磨して有ります。それ以外の箇所はクローム特有の自然劣化で剥げ腐食が多く出て来ています。







クローム外注剥離依頼から却って来たら次はクラックが入ったまま研磨を発見してクラック肉盛り修理など他店の手直しばかりでいやになります。







手直し修理を無事終わりようやくブラッシュドへ入ります。







ブラッシュドの完成後はパウダークリアーでコーティング







センターディスクの剥離からブラスト研磨







センターディスク1コート面のパウダーガンメタの静電噴射!







パウダーガンメタ丸塗りから天面を削りながらブラッシュドに入ります。







天面ブラッシュドの完成!これからパウダークリアーでコーティング







センターディスクへの2コート目のパウダークリアー静電噴射!







パウダークリアー丸塗りでセンターディスクは完成

※ブラッシュドへのパウダークリアーは1コートになりますが先塗りのパウダーガンメタはパウダー2コートになりガンメタがさらにもっちりとした艶が出ます。







個別にブラッシュドしたリムとブラッシュドしたディスクを組んで完成です。

※ピアスボルトも外したついでに1本ずつ丁寧に研磨して有ります。







リムのクローム腐食痕はやや残りましたが心配したパウダーコートによる発砲は有りませんでした。







元は独立した3Psですがアウトとインリムは溶接結合されているため実質2Psのため剥離の際はインリムまで塗装は無くなりますのでインリム塗装は別途料金にてお好みのパウダーカラーをお塗りします。







デザイン面はブラッシュドでバッチリ仕上がりましたがインリム修理は手直し不可のため不細工な溶接団子修理痕は残ったままで何とも中途半端な感じです。前回他店修理の「アウトリムの天面削った磨きとインリム割れのコーキング処理」で修理代が1本/45.000円!今回の修理リフレッシュ代より高い?・・・料金設定はお店の勝手ですのでとやかく言うつもりは有りませんが料金に見合った仕事してください。後が迷惑しますと言いたいです。



今回のユーザーも自分のホイールがクロームとは知らずお店の人が削って磨けば新品同様に治りますよ!と言われて修理に出されたようです。クロームメッキはアルミ素地の上に「銅、ニッケル、クローム」の他の金属膜が載ってるモノをポリッシュみたいに削って研磨してクロームと同じ肌になる訳など有りません。さらにインリム割れもいい加減過ぎる悪質なコーキング修理?



こんな事も多々有りますのでユザー自身がお持ちのホイールのオリジナルの表面処理をまず知る事が大切ですので大まかにご案内いたします。

■ホイールの各表面仕上げに付いて■

1・磨きポリッシュ系(BBFバフ研磨・バレル研摩・ブラッシュド)

2・切削ポリッシュ系(マシニング形成・PC旋盤ダイヤモンドカット)

3・メッキ系(光輝アルマイト・カラーアルマイト・スパッタリング・クローム)

4・カラー塗装系(溶剤カラー・パウダーコート・ハイパー塗装・キャンディーカラー)

5・各種素材「アルミ(鋳造・鍛造・合金プレス)・スチール・マグ・ステン・ジュラルミン」など

自分のホイールがどれに中るのかをユーザー自身が知る事が大切です。

※1Psや分解可能な2Psや3Psは一部外注加工と連携してほとんどの施工が可能ですが2Psや3Psハメ殺しはメッキ系(光輝アルマイト・カラーアルマイト・スパッタリング・クローム)と一部ダイヤモンドカットなど不可能なため施工内容が多く制限されます。



様々な表面処理する前に一番大切な基本土台となるホイール修理が出来てからの話しです。



装着写真を頂きました。



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2015.03.07

ダイヤモンドカットの修理ついでにブラッシュドにリフレッシュ・リメーク

2台とも元はダイヤモンドカットですが修理代を抑えてるためにダイヤモンドカットより比較的低予算で収まる今人気のブラッシュドにリメークしてさらに塗装状態も良かったため剥離無しで溶剤部分塗装からのブラッシュドでご予算に合したリフレッシュ・リメークです。

虹色に輝く繊細な旋盤切削ライン(CDみたいな感じ)のダイヤモンドカットに対して銀色に鈍く輝く荒いブラッシング模様(ステンのヘアーラインみたいな感じ)をつけ落ち着いた質感がブラッシュドの特徴です。

2台とも元の溶剤カラーを生かしてのブラッシュドですのでトップコートも溶剤クリアーになりますが、剥離ブラストからの場合は先塗りにパウダーカラーを塗れますのでブラッシュドのトップコートも丸塗りのパウダークリアーが塗れます。



ダイヤモンドカット修理ついでにブラッシュドにリメーク

その1・・クレンツェ19インチ/ダイヤモンドカットから艶消しブラッシュド



宮崎県のお客様・・・ガリ傷からリム曲りの有るクレンツェです。修理ついでにダイヤモンドカットから艶消しのブラッシュドで渋目に決めます。







リムがタイヤ側へ押されて押し込みによるリム下りの曲りガリ傷です。







その他数ヵ所肉盛りを要すガリ傷有り







インリムも僅かですが曲がっています。

※インリムはディスクから距離が有り深い構造ですので僅かな曲りでも横振れや形状が楕円状になりますのでインリム曲りの方が見た目のアウト曲りより使用に影響します。







下がったリムを引き上げプレス修理して肉盛りをします。







ガリ傷肉盛りですがリム端はブラッシュドの素地ポリッシュ仕上げのため鋳造(CAST)に付き物の巣穴が出ない様に慎重に溶接します。







今回は塗装剥離無しの部分塗装のため修理箇所周辺とその近辺の部分塗装です。







天面ポリッシュ部の塗装を研磨で剥いでブラッシュドの下準備







スポーク天面をブラッシュドして仕上げは艶消しクリアーの丸塗りで完成です。







繊細な切削ラインとは一味違う荒目ラインのブラッシュドです。







曲り、ガリ傷箇所の原型修復はほぼ完璧です。







光沢有るブラッシュドとは一味違い艶消しブラッシュドで渋く仕上がりました。





その1・・ジオバンナ22インチ/ダイヤモンドカットから艶有りブラッシュド



山形県のお客様・・・リムの曲りは無しでディスクに傷が有る程度です。

ダイヤモンドカットからこちらは艶有りのブラッシュドにします。







自分で研磨したようですがポリッシュの部分磨き修理は却って不格好になりますので手を加えない方がいいです。







ちょっとした削れも肉盛修理







ベースカラー(溶剤黒)は元のままで天面のみブラッシュドして艶有りクリアーで完成!※作業の流れは「その1・・クレンツェ」と同じですのでカットします。







トップコートがパウダークリアーなら肉厚感有るモッチリした感じでブラッシュドには相性がいいですが溶剤の場合肉厚感がそこまで表現出来ません。







肉盛りした箇所はどこを修理したか解りません。



●・ポリッシュ(ダイヤモンドカット・ブラッシュド・BBFバフ研磨・バレル研摩)の修理コストについて・●



新品量産品のダイヤモンドカットは磨きでは無く旋盤カット形成ですので同品大量生産可能でコストが安くなる量産向きですが、ブラッシュドやバレル研摩の新品量産品は全て人の手による施工のため数がこなせません。そのためコストが掛かり量産品ではダイヤモンドカットよりブラッシュドやバレル研摩の方が遥かに高額になります。

それが修理やワンオフ施工になればダイヤモンドカットは出来上がったモノを1本ずつコンピューター数値データ化する必要が有るため小ロットではコストが高くなりハンドメイドのブラッシュドやバレル研摩は元がワンオフ向きのため量産では高額なブラッシュドやバレル研摩の方がダイヤモンドカットより安く上がり修理作業コストは逆転します。

※軽四の純正や廉価品の中国製のダイヤモンドカットなど修理代の方が高く付きます。



★ポリッシュ新品量産品の料金順位・・・・

高い方から・・1位・フルポリッシュバレル研摩~2位ブラッシュド~3位ダイヤモンドカット

★ポリッシュ修理ワンオフ施工の料金順位・・・・

高い方から・・1位・ダイヤモンドカット~2位ブラッシュド~3位フルポリッシュバレル研摩

ポリッシュに関して言えば量産向きかワンオフ向きかで左右され新品が安くても修理代は高くなり新品が高くても修理代は安くなり新品価格に反比例します。

解りやすくシール制作で例えれば版下制作からのシルク印刷は版下さえあれば数百枚単位で量産印刷出来ますので刷れば刷るほど1枚単価が安くなりますが、小ロット向きの版下を要さないカッティングシールは1枚ずつカストリが必要なため枚数が多くなれば手間と時間が掛かり1枚単価の手間賃が高くなります。

たった4枚のシールの場合でもシルク印刷は枚数に関係無く版下制作代が掛かります。版下を要さない小ロット向きのカッティングシールは1枚から制作出来ます。ダイヤモンドカットで言えばその版下がコンピューター数値データ化に中りしかも使用中の中古ホイール4本は全く同じ動きをしませんので1本ずつ版下を造るのと同じ理屈作業になります。



磨きや塗装により4本リフレッシュ・リメークは基本となる修理が出来てからの話しです。※素地表現のポリッシュは修理の誤魔化しが効きません。



ホイール4本フルリフレッシュ・リメークに限り往復送料無料!

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2014.07.03

ベルサイド19インチバレル研摩ブラッシュド/パウダークリアー

ベルサイド19インチのダイヤモンドカットからバレル研摩ベースのブラッシュドでフィニッシュはパウダークリアーです。

ダイヤモンドカットは天面切削(カンナで天面を削るような感じ)のためスポークのエッジが角張ってしまいクリアーが載らず薄くなり角部からどうしても水の浸入で白ミミズシミが入ってしまいます。



再ダイヤモンドカットはキャップの加工が出来ない事とパウダークリアーが出来ないため今回再ダイヤモンドカットでは無く荒目金属ラインのブラッシュドから頑丈肌のパウダークリアーで表面をガッチリガードします。



ベルサイド19インチバレル研摩ブラッシュドからパウダークリアー



群馬県のお客様・・・・ガリ傷とダイヤモンドカット特有のクリアー剥げと白ミミズシミは有りますが全体的に程度良好なベルサイド19インチです。









先ずはガリ傷肉盛り溶接から







2Ps本体インナーリムから側面リムまで全面研磨します。









パウダーグロスブラックの静電噴射!









ディスクとキャップの剥離からブラスト研磨!









ハンドアクション研磨から中仕上げのバレル研摩!









キャップのハンド研磨









バレル仕上げ研磨!









バレル2次元研磨の完成!

バレル研摩の光沢を生かしてこれよりブラッシュド混入します。

同じブラッシュドでもこの工程が他所とは違う一手間二手間かけた当店独自のブラッシュド工法です。











ブラッシュドしたキャップとディスクのパウダークリアーの静電噴射!

※注):腐食の有るモノはパウダークリアーが出来ませんのでその場合溶剤硬質クリアーになります。







ピアスボルトは1本ずつ磨いて装着合体完成です。

キャップのボルトも磨いて有ります。







2Ps本体インナーリムから側面リムへのパウダーコートは見た目だけが目的では有りません。・・・裏リムは普段汚れっぱなしでメンテ掃除が出来ませんので「頑丈肌で密着性が良く塗装が剥げにくい・熱に強いためパットカスが付きにくい・汚れ付着がしにくいため汚れ落ちが良い・黒は汚れが目立たない」などの利点からインリムへのパウダーワンコートフィニッシュを塗る理由目的です。







パウダークリアーは塗膜が厚いため肉厚感あるモッチリとした表現になります。









ダイヤモンドカットはPC旋盤で切る量産向きのポリッシュ法でバイト刃先で切り込めば自然と虹色に輝く繊細なへアラインになります。それに対してブラッシュドは人の手によるハンドメイド感有る荒く渋い金属ラインとなります。

新品の高額ホイールなどブラッシュドが最近多く採用されていますがブラッシュドは皆ハンドメイド仕上げです。









パウダークリアーを塗るとスポークサイド面はバレル研摩により荒肌の鈍い光沢のハイパーシルバー(DSK)のような感じになります。







■ベルサイド19インチバレル研摩ブラッシュドの詳細■

1・アウターリム・・・・・・・・ガリ傷修理からBBFバフ研磨(ノークリアー)

2・2Ps本体・・・・・・・・・・・・パウダーグロスブラック(インナーリムから側面リム)

3・センターディスク・・・・・バレル2次元研磨ブラッシュド(パウダークリアー)

4・キャッププレート・・・・・バレル3次元研磨ブラッシュド(パウダークリアー)

5・ピアスボルト・・・・・・・・・洗浄研磨再利用

6・エアーバルブ・・・・・・・・洗浄研磨再利用



中古品を扱う以上「塗装も磨き」も曲り、ガリ傷修理が出来てからの話しです。

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