仕上げ実績・ブログ - ブラッシュドへカスタムリメーク
2014.02.14
ifogido(アイフォージド)クロームメッキからブラッシュド
i-Forged2Psのクロームメッキリムからブラッシュド加工です。
クロームメッキ特有のメッキ剥げが出始め高額な再メッキ修理するよりディスクに合してリムもブラッシュドにします。
インアウト一体型の2Psのためインリムまで手加えが必要です。
i-Forged2Psのクロームメッキリムからブラッシュド
山形県のお客様・・・・リムのガリ傷修理とクローム剥離が進行中のため耐久性の悪い再クローム修理では無くディスクに合して渋めのブラッシュドに変更します。
リムとディスクの付け根の隙間に常時水が溜まった状態になるためこの箇所が特にメッキの腐食剥離が進行します。
インナーリムや側面リムのメッキはついでにくっ付いた状態の薄いメッキ膜ですのでボロボロに剥げて来て終いにはエアー漏れを起こす原因になります。
これが金属クローム膜(銅、ニッケル、クローム)です。
3層の金属膜がアルミの地金へ蒸着されていますが、この金属膜が剥げ腐食の原因です。貼り付けの金属膜のクロームはしばらく光っているだけで長持ちはしません。
クロームは電気分解のため自前では剥離出来ませんので剥離専門業者へ依頼してます。
日本製では考えられない4本皆リムのつなぎ目の溶接・・・初めて見ました。
クローム蒸着が前提の商品のためつなぎ目め溶接など後の金属膜で隠れますのでこんな適当な溶接処理でも構わない訳です。
ブラッシュドの前処理となるBBFバフポリッシュで磨き込みをします。
腐食の酷かった箇所はいくら磨いても虫食い痕が残ってしまいます。
光沢仕上げのBBFバフ磨きならこのままの状態で目立ちますが荒目のブラシ混入のブラッシュドならブラシラインで多少は隠せるかも知れません。
元々のブラッシュドされたディスクは今回加工無しですがディスクのブラッシュド肌に近づけリムへのブラッシュドをします。
アウトリムからインナーリムや側面リムまで丸ごとブラッシュドして組み付け完成です。
2Ps一体型はアウトリムからインナーリムや側面リムまで丸ごとの丸塗りのクリアー塗装になります。
リムとディスクがブラッシュド同士で統一感が出ました。
溶接?ぎ目や虫食い、腐食もパット見は目立たないレベルになってます。
今人気のブラッシュドでより金属っぽく重量感が有り派手さを抑えてた渋い目のフェイスです。
ブラッシュドは荒いブラシライン表現ですのでそのブラシラインを保護するためにオンクリアーは必須条件です。
オンクリアーには「溶剤硬質クリアーとパウダークリアー」が選択出来ますが今回のように「虫食い、腐食、陥没」が有るモノへは高温焼き付け(200℃)でのパウダークリアーではブツ、湧きが発生するためパウダークリアーは不可となります。そんな場合低温焼き付け(60℃)の溶剤硬質クリアーになります。
溶剤硬質クリアーは何にでも対応できますが、パウダークリアーは「素材の良し悪し」と「腐食の有無」で対応出来ない事が多く有ります。
4本セットリフレッシュ・リメークに限り送料往復無料キャンペーンを継続中です。
※こちらからの発送は運送会社の2次的な「紛失、盗難、損傷」などに備えて保険を掛けて発送しています。
お問い合わせやお見積もりは会社メール
nishi@243ok.co.jp の方へ電話番号明記の上お願いいたします。
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2013.11.23
BBS-RS-GT2次元バレルブラッシュドスモーククリアー
リムはバレル研摩からの透明オンクリアーでセンターディスクは2次元バレル研摩をベースとしたブラッシュドスモークオンクリアーしたカスタムRS-GT19インチです。
ブラッシュドの方法はお店によりそれぞれ違いますが、当店では磨き込みからの光沢を生かした独自のブラッシュド工法ですので重厚で金属光沢感の有るブラッシュドを提供します。
作業工程が多かったため写真も多く紹介してますので最後まで見てやってください。
BBS-RS-GT19インチ2次元バレルブラッシュドスモーククリアー
静岡県のお客様・・・・前回はLMで今回はRS-GTの2回目のオーダーです。何回もありがとうございます。ヤフオフからの直送で2本修復歴有でしたが手直しが許容範囲でしたので問題ありません。ご安心ください。
2Ps本体の剥離からリム研磨!
アウトリムはBBFバフ研摩してからリム研磨機にて1500番手まで磨き込みます。
バフ研磨のバフラインを消すためにさらにバレル研摩を掛けます。
メスネジ掘り込み式のためネジ部をメクラしてパウダークリアーの静電噴射!
2Ps本体部はパウダークリアー丸塗りしてここで完成です。
これよりディスクへのブラッシュド前のバレル研摩に入ります。
塗装剥離ブラスト研磨!
ユズ肌削除のアクションハンド研磨
※一般的にはアクション荒研磨からブラッシュドを掛けますがそれではどうしても白濁したブラッシュドになります。当店のブラッシュドはこれから先にバレル研摩で一旦磨き込んでから光沢を生かした当店独自のブラッシュド工法です。
トレース研磨機でデザイン天面を磨き込みます。
トレース研磨機からバレル仕上げ研磨して光沢肌の確認!
バレル2次元研摩の完成!これからブラッシュドです。
デザイン天面にブラッシュドかけた状態です。
これより黒薄めのスモーククリアーを掛けます。
金属組織内部まで完全に水気を飛ばすために他のホイールもついでに120℃で空炊きしてスモーククリアーの準備です。
写真ではやや濃いめに見えますが現物は薄めのスモーククリアーです。
ピアスボルトも研磨して合体完成です。
ディスクの薄い黒が反射して透明なリムも黒っぽく写りますが実際は透明です。
鏡面研磨のバレルリムと金属肌のディスクブラッシュドの2トーン表現がコンストラストが付いていい感じです。
インナーリムや側面リムは無垢の状態へのパウダーオンクリアーですので素地をがっちりガード保護します。
パウダークリアーには色を足せませんのでカラーポリッシュの表現は出来ませんが、溶剤クリアーは無限大のカラーポリッシュが可能です。
アイフォージドのメーカーブラッシュドと当店加工のRS-GTブラッシュド!
アイフォージドはベースが旋盤切削式のため平滑な角ばったデザインです。
新品量産のブラッシュドはいちいち磨いていれば効率が悪くコストがかかるため「切削式かハンド研磨終わり」いずれかの前処理からのブラッシュドです。
素材を磨き込む事によりブラッシュド独特の金属肌の光沢感を演出出来ます。
※ブラッシュドの「艶有り・無し」はお好みで対応いたします。
ブラッシュドもお店によって下地からの手法が違いますが当店では様々なブラッシュド表現が可能です。
■ブラッシュドには4通り+αの方法が可能です。■※お値段の安い順1~4
1・・ディスク縦壁はバレル2次元研摩で鈍い光沢の無垢肌表現で天面をブラッシュド(2次元バレルブラッシュド)
2・・ディスク縦壁を一旦カラー塗装して天面をブラッシュド(2次元カラーブラッシュド)
※溶剤カラー&パウダーカラー
3・・デザイン天面と同時のディスク縦壁もフルブラッシュド(3次元ブラッシュド)
※縦壁は回転してブラッシュドできませんので量産同様ハンドブラシとなります。
4・・ディスク縦壁はバレル3次元研摩で隅々まで光沢を出し天面をブラッシュド(3次元バレルブラッシュド)※デザイン構造により3次元不可なモノも有ります。
5・・お客様からの提案アイディア次第でプラスαの施工も可能です。
■オンクリアーには2通りの方法が有ります。■
※ブラッシュドは荒目のライン表現のためオンクリアーは必須です。
1・・溶剤硬質2液型クリアー(70℃焼き付け硬化剤クリアー)
※素材の良し悪しに関係なくクリアー塗装出来ます。
2・・粉体塗装(200℃焼き付けパウダークリアー)
※素材の良し悪しを選びます。海外の鋳造品やシミ、腐食の酷いモノは高温焼き付けのため湧き、気泡が発生してパウダークリアーは不可となります。
■カラーポリッシュは溶剤クリアーに限ります。■
パウダーコートは個体粉状のためパウダークリアーと他のカラーとの混合が出来ませんので、スモークのようなカラークリアーの場合は混合可能な液体式の溶剤クリアーになります。溶剤クリアーならカラークリアー表現は無限大です。
※バレル研磨もブラッシュドも基本土台となる修理が出来てからの話です。
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2013.07.27
BBS-RGR19インチ/バレル研磨ブラックポリッシュ&ブラッシュドゴールドポリッシュ
左右違った表現でそれぞれ2本ずつバレル研磨をベースとした「バレル2次元研磨ブラックポリッシュ」と「バレル3次元研磨ブラッシュドゴールドポリッシュ」の紹介です。
ブラックポリッシュやブラッシュドは多く施工していますが、ブラッシュドへの色染めカラーブラッシュドはお初です。
BBS-RGR19インチ/バレル研磨ブラックポリッシュ&ブラッシュドゴールドポリッシュ
神奈川県のお客様・・・他店修復歴有りのハイパーシルバー(DSK)丸塗りRG-Rです。丸塗りカラー塗装ホイールが別物となって激変します。
剥離して他所の修理痕が見えて来ましたが何とか元通りの原型修復ができます。
アクションからハンド研磨していつもの通りバレル荒研磨します。
バレル中研磨から少しずつ仕上げ研磨に進んでいきます。
テカテカのバレル3次元研磨の完成です。通常はここで完成ですが今回はここから先まだまだ続きます。
センターディスクの天面部をブラッシュドしますので完成したリムに毛羽が当たらないように用心のためリムへのテープガード!
メッシュ面への荒目のブラッシュド!
これよりリムをマスキングしてブラッシュドを金に染めてからマスキングを剥いでリム/ディスクまで丸ごとクリアー塗装をします。・・・手が込んでます。
ロゴシールは「2009年 Jバトン チャンピオンエディション」のシールを貼り合わせカッティングで作成! ホイールが既成に無いカスタムですのでロゴも既成ないカラーでもよかった気もしますが・・・・
丸ごとクリアーしてバレル3次元研磨ブラッシュドゴールド2本完成!
丸ごとクリアーしてバレル2次元研磨ブラックポリッシュ2本完成!(写真では反射によりやや濃く映ります。)
インナーリムや側面リムはバレル研磨でついでに綺麗になりますので無垢の状態のクリアー抑えです。
ベースに銀を塗った一般的なキャンディーブラックとは違いベースを光らして光沢を生かした透き通ったブラックポリッシュになります。
金メッキに近似の顔料はアメリカから取り寄せていますがこれもベースを光らさないと白濁して効果は有りません。
左右ポリッシュ2色表現も個性的で有りですね。
最近オーダーが多くなったブラッシュドでも当店なら様々な表現が可能です。
■ブラッシュドには4通り+αの方法が可能です。■※お値段の安い順1~4
1・・ディスク縦壁は素材の無垢肌表現にして天面をブラッシュド(2次元ブラッシュド)
2・・ディスク縦壁もブラッシュドして天面もブラッシュド(3次元ブラッシュド)
※縦壁は回転してブラッシュドできませんので量産同様ハンドブラシとなります。
3・・ディスク縦壁を一旦カラー塗装して天面をブラッシュド(2次元カラーブラッシュド)
※溶剤カラー&パウダーカラー
4・・ディスク縦壁はバレル研磨して天面をブラッシュド(3次元バレルブラッシュド)
※デザイン構造により3次元不可なモノも有ります。
5・・その他お客様からの提案アイディア次第でプラスαの施工
■オンクリアーには2通りの方法が有ります。■
※ブラッシュドは荒いライン表現のためオンクリアーは必須条件です。
1・・溶剤硬質2液型クリアー(60℃焼き付け硬化剤クリアー)
※素材の良し悪しに関係なくクリアー塗装出来ます。
2・・粉体塗装(200℃焼き付けパウダークリアー)
※素材の良し悪しを選びます。海外の鋳造品やシミ、腐食の酷いモノは高温焼き付けのため湧き、気泡が発生してパウダークリアーは不可となります。
■カラーポリッシュは溶剤クリアーに限ります。■
パウダーコートは個体粉状のためパウダークリアーと他のカラーとの混合が出来ませんので、カラークリアーをする場合は混合可能な液体式の溶剤クリアーになります。溶剤クリアーならカラークリアー表現は無限大です。
※バレル研磨もブラッシュドも基本土台となる修理が出来てからの話です。
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2013.06.27
モデナ17インチ/ピッチ加工&バレル3次元研磨からのブラッシュド
人気モデルのモデナのピッチ加工から当店独自のバレル3次元研磨をベースとしたブラッシュドです。
バレル3次元研磨をベースとしてのブラッシュドを3次元ブラッシュドと呼んでいましたが「MPB(ミラーポリッシュブラッシュド)」と独自に命名しました。
MPBホイールは一部国産メーカーから販売されているようですが良い素材造りから始まり量産向きではないため高額なホイールになります。
これから流行しつつ有る特殊なポリッシュ研磨「MPB」をいち早くワンオフで対応していますので一度ご体験ください。
モデナ17インチ/ピッチ加工&バレル3次元研磨からのブラッシュド(MPB)
兵庫県のお客様・・・FC3SやZ32の定番だった懐かしのアウトストラーダモデナです。20数年前のモデルですが程度は文句無しです。
お客様から作業の詳細を頂きこれを元に世界に1つのモデナを造りあげて行きます。
まずは114-5Hから114-4Hへピッチ加工へ外注依頼しますので塗装を剥いで発送の準備!
オリジナルと同形の穴加工で裏面はフラット構造ですので問題なく114-4Hと114-5Hのマルチピッチになります。ついでにハブ穴加工(67.1パイ)にして有ります。
※凸凹の逃げが有る構造は凹の箇所へ追加穴が開きますのでスライスが伴いオフセットが変わり元穴は使えなくなります。
アウトリムはBBFバフポリッシュからバレル研磨のためディスクは治具として裏からハメてリム丸ごとバレル研磨します。
アウトリムのバレル研磨の完成!
これからじっくりとディスクの加工に入ります。
センターディスクの鋳物肌(ユズ肌)削除のハンド研磨から荒研磨!
凹んた四隅の研磨が難しい構造のスポークです。
ハンド中研磨!四隅がうまく光ってくれません。
中研磨から仕上げ研磨を繰り返してだんだん光って来ます。
隅々まで磨き込んだ芸の細かなバレル3次元研磨の完成です。
せっかく光った面を勿体ない気分で凸面をブラッシュドで荒い傷ラインを入れますがスポーク凹面にブラッシュドの毛羽があたらないようにマスキングしての緊張する作業になります。
天面のブラッシュドの完成!ツル肌光沢と鈍いブラシラインのコンストラスト
が何とも言えない渋い感じになりました。実は一回失敗してバレルからまたやり直しています。
6角キャップの塗装を剥いでみたら微妙に素材が違い塗装ならそれも関係しませんが磨きの場合は素材で光沢肌が合わなくなりますので4個の光沢を合すのが難題でした。
インリム以外全パーツの完成です。
MPB(ミラーポリッシュブラッシュド)は当店独自のカスタム工法で世界に一つのモデナ完成です。
元は8Jと10Jでしたので、インリムを前後差し替えてオフセット違いの4枚9.0J通し同サイズになりました。
7月のイベントと雑誌取材との事情でそれに間に合うように早めに送って頂き1ヶ月以上かけてどうにか間に合いました。
・・・モデナ/MPBカスタムの詳細・・・
1・アウトリム・・・・・・・・・・・バレル研磨(ノークリアー)
2・インリム・・・・・・・・・・・・FとR差し替え交換塗装無し
3・ピッチ加工・・・・・・・・・・・114-5Hから114-4H(ハブ穴拡大)
4・センターディスク・・・・・・・・バレル3次元研磨+ブラッシュド(オンクリアー)
5・センタープレート・・・・・・・・ブラッシュド(オンクリアー)
6・6角キャップ ・・・・・・・・・・BBFバフポリッシュ(オンクリアー)
7・ピアスボルト+バルブ ・・・・・・交換無し洗浄研磨
8・分解合体シーリング打ち直し
その他3次元ブラッシュド加工例はこちら
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2013.03.10
BBS-LM19インチと20インチの裏組(アンダーディスク)仕様
最近問い合わせが多くなりましたLMの改造裏組(アンダーディスク)仕様です。
単純にディスクを裏からハメはめ込んで「ハイ完成!」と安易な加工では有りませんので様々な工夫を施してして有りますが、標準に沿った仕様では無く改造のためそれなに注意点も有ります。
今回紹介のLM19インチと20インチは2台共裏組仕様となり、2Ps本体の再塗装は無しでアウトリムのポリッシュ加工はBBFバフポリッシュとバレル研磨2通りのポリッシュです。
同時期に入庫しましたので2台まとめて紹介をいたします。
2Psホイールには分解可能なの表組(オーバーヘッド)と裏組(アンダーヘッド)さら分解不可な2Psハメ殺し(表組溶接結合)の3種類が有ります。
↓ (3種類)
●分解不可な2Psハメ殺し●
ダミー(お化粧ボルト)を付けてリムとディスクの2パーツを溶接でくっ付けて有る2Psハメ殺しは修理・磨き・再塗装・その他加工が不可能な場合が多くなり「僅かな傷シミが入っても我慢するか新品と交換してください。」と言わんばかりの不親切で厄介なホイールです。分解可能と思い込み2Psハメ殺しと知らずに買ってた人がほとんどです。・・・
リムとディスクが単体にならないためディスクの出っ張りが有ればリム全面研磨はもちろん不可能ですし、またディスクのポリッシュ面がダイヤモンドカットの場合バイトがリムに干渉するためこれも不可となります。リムをマスキングしての色塗りしか方は有りません。新品オリジナルと同質、同様はすべて不可能です。
※2Psハメ殺しが曲れば曲り修理に伴う磨きや塗装その他表面処理が出来ない事はみなさん想像付きますよネ!・・お値段重視で買ったモドキの2Psは反って高くつきます。
●分解可能な2Ps裏組(アンダーヘッドディスク)●
現行品では少なくなった2Ps裏組みで代表的なSuper-RSです。
Super-RSは2Psですが今も人気が高い旧式のRSは3Psでサンドイッチ型(インとアウトの間にディスクを挟んで有る)タイプです。3Psは部品を3個造るためコストが割高になります。そのため最近のホイールはすべて部品2個の2Psになっています。
※イン・アウト一体型の2Psは3Psのようにインやアウトのサイズ変更、着せ替えが当然の事ながら出来ません。
●分解可能な2Ps表組(オーバーヘッドディスク)●
現行品2Psの主流となっている表組みのLMです。
オーバーヘッドの利点は表組のため生産上取り付け易い事とディスクがリム端イッパイまで使えますので現行の2Psホイールは表組(オーバーヘッド)が主流となってます。
Super-RSは裏組用にディスク表面にリムとディスクの位置合わせ溝が設けて有ります。
LMは表組用にディスク裏面にリムとディスクの位置合わせ溝が設けて有ります。
LMを裏から仮付けしたらこうなります。
↓
ディスクが載っていたリム側の台座は一部色が残っておりもちろんポリッシュもして有りません。裏組すれば隠れたいた台座が表面になりますのでその台座面から新たに全面再ポリッシュする必要が有ります。
再ポリッシュより大きな問題は既存のリムへの位置合わせ溝がディスク裏面に来ればそれが用無しとなります。表面には当然合わせ溝が有りませんのでピアスボルトだけの位置決めとなってしまいます。それではまずいので色んな改良を加えてアンダーディスク裏組改造が必要となります。
BBS-LM19インチと20インチの裏組・アンダーディスク仕様+アウトリムポリッシュ加工
東京都のお客様・・・程度良好なLM20インチです。アウトリム研磨は3機種工程となるバレル研磨までしてさらにパウダーオンクリアーまでいたします。
秋田県のお客様・・・程度良好なLM19インチです。こちらは2機種工程のBBFバフポリッシュまでしてノークリアー仕上げです。
19・20インチ伴にリム研磨にてのBBFバフポリッシュへの前研磨
19・20インチ共BBFバフポリッシュして19インチ側はノークリアーのためここで完成! 20インチ側はこれからさらにもう1工程のバレル仕上げ研磨に入ります。
バレル研磨はディスクが無いと機械にセットできませんので他のディスクを組んでバレル研磨をします。
20インチ側のアウトリムバレル研磨完成。!
これからさらにパウダークリアーに入ります。
真っ白けのパウダーコート噴射!
これが200℃で焼けば透明な塗膜と言うより樹脂膜になります。
※パウダークリアーはバレルフィニッシュ時の光沢感より2割ほどの艶引き感がでます。
19インチ側BBFバフポリッシュノークリアー仕上げ裏組仕様の完成!
19インチはオリジナルのダイヤモンドカット切削ラインとは違う鏡面仕上げBBFバフポリッシュ肌です。
20インチ側のバレル研磨からパウダークリアーした裏組仕様の完成 !
こちらはLM19インチはバレル3次元ブラッシュドからの裏組です。
裏組すれば一段リムを稼いで深リムになりオフセットも変わります。
裏組すればディスクの取り付け位置がマイナス側へずれます。台座リムとディスクの厚みの計が17ミリほどありますのでオフセット数値は既存のオフセットから17ミリ引いたオフセットになります。
※注:今で面一の場合、裏組すれば「約17ミリ」フェンダーからホイールがはみ出ます。
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2013.03.01
BBS-LM17インチの3次元バレルブラッシュド
ブラッシュドはアメリカからの発信で日本でも人気が出だして、国産新品も最近多く販売されています。バレル研磨とブラッシュドを複合させてワンオフ加工するのは当店自慢の手法です。
ブラッシュドには「2次元ブラッシュド」・「2次元カラーブラッシュド」・「3次元ブラッシュド」・「3次元バレルブラッシュド」の4通りのブラッシュド方が有りそれら全て対応しています。
今回はこの4通りの中で一番手間がかかり手の込んだ3次元バレル研磨をベースとしてさらにオンクリアーはパウダーコートによる当店ならではの画期的な3次元バレルブラッシュドを紹介いたします。
BBS-LM17インチ3次元バレルブラッシュド+パウダークリアー
東京都のお客様・・・元はDBK-PのLMです。ポリッシュ肌の程度はまあまあですがリムフランジ4本皆平べったく研磨してあり1本は特にひどく凸凹のまま色を塗られた状態です。
塗装を剥げば修復歴の荒が見えて来ます。
研磨機でリムを慣らし研磨すれば低い箇所が出てきます。水平器を乗せれば極端に低い箇所がご覧の通り
削ってあった低い箇所はもちろん肉盛り溶接します。
低い箇所を基準に合してさらに削り込みするのを削り込み研磨修理と言いますが、そうすれば結果どうなるか想像付きますよネ!
リムフランジを4本整えリム研磨機にて80番手~1500番手まで磨き込みます。
リム研磨機のペーパーラインを削除するためにさらに乾式のBBFバフポリッシュ機にて研磨します。リムポリッシュは通常はここで完了ですが、今回はさらにバレル研磨を掛けます。
バレル研磨は水槽内でホイールを回転させてセラミックの押し込み摩擦による当店自慢の特殊な湿式研磨です。
乾式のBBFバフポリッシュと違い水槽湿式のバレル研磨はバフ焼け、バフムラ、バフ痕が出ないため均等なバレル独特のポリッシュ肌になります。
その代りバレルは素材が悪いと砂穴や流れ星が正直に出てきます。
アウトリムからリム本体丸ごとパウダークリアーを塗りますので水分を完全に飛ばすために120℃で20分ほど空炊きします。
パウダークリアーの噴射!
200℃で焼いた後、つるして冷却してリムはここで完了です。
これからいよいよディスクの3次元ブラッシュドに入ります。
※実際はリム加工中は他のディスクを組んで作業していますのでブラッシュドするディスクは別に並行しての作業です。
3次元バレルブラッシュド
普段のバレル研磨用にまずは剥離からハンド研磨します。
バレル荒からバレル仕上げの3次元研磨完了!
スポークサイド縦壁まで全ての研磨を3次元研磨と言います。
せっかくテカテカに光ったディスクを勿体ないですが天面にブラシを当てあえて荒い均等な傷をつけます。
スポーク縦壁はバレル研磨をそのまま残しデザイン天面はすべてブラッシュドです。
ディスクも今回はパウダークリアーを塗ります。
パウダーは溶剤の3~4倍ほどの塗膜の厚みがありますので仕上がり肌は「こってりとしたもっちリ肌」となります。
ピアスボルトも念入りに磨いてようやく合体完成です。
インリム、側面リムは無垢の状態へのパウダークリアーコートです。
削り込んで有ったリムも修理してバッチリ仕上げってます。
ポリッシュ仕上げの修理は無垢表現のため誤魔化しが出来ません。
リムはバレル光沢となり、ディスクはバレル3次元研磨をベースにして下地光沢を生かしたブラッシュドです。
■ディスクブラッシュドには4通りの方法が有ります。■※お値段の安い順1~4
1・・ディスク縦壁は素材の無垢肌表現にして天面をブラッシュド(2次元ブラッシュド)
2・・ディスク縦壁もブラッシュドして天面もブラッシュド(3次元ブラッシュド)
※縦壁は回転してブラッシュドできませんので量産同様ハンドブラシとなります。
3・・ディスク縦壁を一旦カラー塗装して天面をブラッシュド(2次元カラーブラッシュド)
※溶剤カラー&パウダーカラー
4・・ディスク縦壁はバレル研磨して天面をブラッシュド(3次元バレルブラッシュド)
※デザイン構造により3次元不可なモノも有ります。
■リムポリッシュには4通りの方法が有ります。■※お値段の安い順1~4
1・・ブラッシュド(オンクリアーは必須)
※2Psハメ殺しは構造により全面研磨不可なモノが有ります。
2・・BBFバフポリッシュ(オンクリアーは任意)
※2Psハメ殺しは構造により全面研磨不可なモノが有ります。
3・・バレル研磨(オンクリアーは任意)
※1Psのリムのみ研磨や2Psハメ殺しのリムのみ研磨は不可となります。
4・・ダイヤモンドカット(オンクリアーは必須)
※2Psハメ殺しは構造により全面研磨不可なモノが有ります。
※旋盤バイト切削式のため振れ歪の有るモノや1枚型薄リムは不可となります。
■オンクリアーには2通りの方法が有ります。■※お値段の安い順1~2
※ブラッシュドは荒いライン表現のためオンクリアーは必須条件です。
1・・溶剤硬質2液型クリアー(60℃焼き付け硬化剤クリアー)
※素材の良し悪しに関係なくクリアー塗装出来ます。
2・・粉体塗装(200℃焼き付けパウダークリアー)
※素材の良し悪しを選びます。海外の鋳造品やシミ、腐食の酷いモノは高温焼き付けのため湧き、気泡が発生してパウダークリアーは不可となります。
「ブラッシュド4パターン」と「リムポリッシュ4パターン」と「オンクリアー2パターン」のお好みの各組み合わせ加工内容で納期お値段が決まります。
バレル研磨もブラッシュドも基本土台となる修理が出来てからの話です。
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2012.10.20
BBS-LM19インチ/3次元ブラッシュドとアンダーディスク仕様
BBS-LM19インチを芸の細かい手の込んだ3次元ブラッシュドにしてさらにアンダーディスク(裏組)仕様にします。
今回のリフレッシュ・リメークは「バレル3次元研磨・ブラッシュド・粉体塗装(パウダーシルバー)・BBFバフポリッシュ・ガラスコーティング・裏組変更」などの当店技術を結集したフルコースメニューで世界に二つと無い完全オリジナルワンオフLMの紹介をいたします。
BBS-LM19インチ/3次元ブラッシュドとアンダーディスク仕様
岐阜県のお客様・・・申し分の無い程度良好なLM100-5Hの19インチ(DSK-P)です。
リム取り交換のために新品LM2本を新に準備!
100-5HのLMには深リムの設定が有りませんのアンダーディスク(裏組)にしてさらに深リムにするために114-5HのLMの新品2本を準備して頂き惜しげも無く塗装を剥いで再ポリッシュしてこれと移植します。オーナーの拘りとワイルドな買い物には脱帽です。
2Psですのでリム本体とディスク別々の塗装剥離から前処理のスタートです。
リム本体は粉体塗装(パウダーシルバー)をしますので丸ごと研磨
リム本体へ粉体塗装(パウダーシルバー)を丸ごと噴射
粉体塗装(パウダーシルバー)が完成後これからアウトリムをBB鏡面ポリッシュします。 元々ディスクが載っていた台座はアンダーディスクにすれば表面に現われますのでピアスボルト辺り面からの研磨ポリッシュ加工をします。
アウトリムをBBF鏡面ポリッシュ完成後に今回はガラスコーティングもします。
ガラスコーティングやオンクリアーはディスクを組む前にリム単体で行なう必要が有ります。
●・・今回のメイン作業となるバレル3次元研磨からのブラッシュド!・・●
↓
エアー工具や手ガケ研磨で隅々まで研磨します。
3次元ですので表面はもちろん、側面、角面、股グラ、全て研磨します。
バレル研磨機にての荒研磨
センターディスクのバレル3次元研磨の完成! これから天面部へブラッシュドをします。
ベースとなる研磨が当店独自のバレル3次元からですのでその光沢が反映されたブラッシュドになります。
当店のブラッシュッドは均一なヘアーラインを入れる特殊なブラッシュド方ですので量産品レベルと同等の仕上がりになります。
荒目のペーパーやスコッチブライトを手に添えてワークを回転させてラインを入れる安易な方法では有りません。特殊な加工方のため企業秘密です。
ディスクを裏から組んで組み付け合体完成です。
鈍い光沢のヘアーラインブラッシュドとテカテカな鏡面リムがバランスよくマッチしています。
リアー側はアンダーディスク仕様のためにワザワザ新品を購入さた甲斐が有りLMではこれ以上は無いリムの深さを稼いでいます。
こちらは給油口は元々アルマイト処理されていましたがBBFバフポリッシュにいたしました。 配線が外せればジグを造り機械へセットしてブラッシュッドも可能でしたが、配線があったためブラッシュッドは不可となりました。
ブラッシュッドは元々はアメ鍛からの発祥でつい最近では国産メーカーも様々なブラッシュッドホイールを販売しています。
今後ますますブラッシュドが流行していく兆しです。
ブラッシュド加工に興味のある方は是非ご相談ください。
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