ホイール修正・リフレッシュ・リメーク・全国対応のカスタム専門プロショップ オートサービス西

お電話かメールでお気軽にお問い合わせください。 0995-65-7225 営業時間  9:00~19:00 定休日:日曜・祭日

メールでのお問い合わせ

仕上げ実績・ブログ - ワタナベ

2011.12.07

ワタナベRS-8・BBS-RGRリム曲り修理

3Ps合金プレスリムのワタナベRS-8のリムつぶれ修理と1Ps鍛造リムのBBS-RGRリム曲り修理です。

リム曲りの修理でも「3Ps合金プレスリム」と「1Ps鍛造リム」とでは修理方法や修理工程の流れが大きく違います。









ワタナベRS-8のリムつぶれ修理



曲りと言うよりペッシャゲのツブレです。

この現象はホイール正面からの衝撃でタイヤ側へめり込んだような曲り方をしています。







 

下がったリムを上へ持ち上げて元の位置へ戻しそのあと溶接で肉盛り形成します。





 

原型修復研磨後は既存のディスクのままでは上面しか研磨できませんので、他のディスクを組んで影となる奥の面から研磨するために他のディスクを組んで研磨します。





 

リム研磨修理完成です。

※2Psハメ殺しはこんな風に分解してリム単体の研磨や塗装が出来ませんので加工領域が制限されます。

ディスクを外したついでにディスク傷の修理に入ります。





 

傷直し完了後、ブッラク塗装の下処理をします。





 

グロスブッラク(艶有り)を塗ってクリアー塗装してディスク部の塗装は完成です。





 

リムとディスクの個別の作業が完了後、合体して完成です。







BBS-RGR 1Ps鍛造リムの曲り修理

 

RS-8に比べれば大した曲りのように見えませんがこれが大した修理です。





 

鍛造品は硬くて粘りがないため、むやみにプレスすればリムとディスクの付け根にクッラクが入る恐れがありまた円が上手の出ませんので「ジュワーっと」根気良く少しずつ出すのがポイントです。







 

 

中間工程写真を撮り忘れていましたのでいきなり完成です。

1Psのリムポリッシュ&ディスク塗装修理の完成までの流れを説明します。

1・曲りプレスしてリム研磨

2・ディスク面の広範囲の傷修理 (4本リフレッシュ塗り替えの場合は丸ごと塗装剥離します。)

3・ブレーキパットカス削除(丸ごと塗装剥離の場合は関係しません。)

4・サイディング足付け下処理研磨

5・プライマー・サフ下処理塗装

6・シルバーメタ丸塗り塗装(リムは後で研磨しますので一旦丸塗り)

7・クリアートップコート丸塗り塗装

8・リムポリッシュ研磨

9・リム/ディスク再度丸塗りクリアー塗装

※リムをポリッシュ加工した後にマスキングしてリムのみクリアーを塗ってしまえばマスキング筋が入り、さらにマスキングの際断面が出てしまいますのでそれを避けるために再度「ベロット包み込むように丸塗り」のクリアー塗装をします。

※リムとディスクに筋や境目のあるデザイン構造のモノは研磨したリムのみのクリアーでも構いませんがリムとディスクがつなっがモノはこの方法となります。



2・3Psの分解できるモノと1Psの一体モノでは修理や塗装の流れが順番が違います。またアルミ素材の違い(合金プレス・鋳造・鍛造)でも修理の「安易、困難」の差も有りますが、基本となる修理原型復元が修理屋さんの一番大切なお仕事です。 





基本土台となるホイール修正が出来てこそ4本リフレッシュ・リメークへと繋がります。



単品修理は片道当社負担となります。









(有)オートサービス西HPはこちら

2011.10.25

新品ワタナベ15インチ パウダーコートからハイパー塗装

「ハコスカの定番」30数年前から変わらない、RSワタナベを現行車へマッチンングするため今風にアレンジ !

ワタナベ独特の砂型の風合いを今現在の新品も変わりなく表現されいます。

昔から変わらない砂型鋳造製法の歴史伝統の肌を残した砂肌の粗い風合いを現代風にアレンジ表現するためにはそれなりの下処理を要し素材の問題も多々発生します。



砂型鋳造ホイールからパウダーコートをベースとしてハイパー塗装



兵庫県のお客様・・ワタナベ15インチ 新品ホイールへのパウダーコートをベースとしてハイパー(銀強し黒薄め)でシルバー基調を多めにしたハイパー塗装(DBK)です。素材も問題で下処理に苦労したハイパー塗装です。





塗装剥離からブラスト研磨







ワタナベ独特の荒肌です。

砂型鋳造のため不純物も多く陥没や大きな巣穴も多数あります。強度的には実際、鍛造ホイールの半分以下ですが、これが伝統のワタナベです。







粗い砂肌を消すために色んなハンドエアーツールを使い分けてひたすら研磨です。







スーパーミラーバレル研磨の3次元下処理と同じようにR面、股グラ、側面、ホール穴付近と隅々まで砂肌を削除します。







ここから他所に無い当店自慢の荒研磨用のバレル研磨機の登場です。

この状態でも何か工夫すればどこにも無い商品になりそうな肌質です。







表面ツル肌になったらベースとなるパウダーコートのための空炊きです。

ゆっくり焼いて水分を完全に飛ばします。







通電チェックしてパウダーコート噴射!







異物による湧き欠陥の出現!(涙)  パウダーは焼いてみないと結果が見えません!

リスクの少ない溶剤カラー塗装と違いパウダーコートは180℃以上の高温焼きのため時として素材からの予期しない湧き、異物出現などもあり手直しを余儀なくされる事があります。

;※低温焼けで液体塗料の溶剤カラーなら先にサフで抑えきれますのでこんな症状はまず出ません。







手直しのためのパウダーコート肌へのサイディング!

パウダーコートは表面が硬いため溶剤のようにいきなり1500番手では削れ切れませんので800番位からスターとして2000番手まで徐々にペーパー目を上げてサイディングします。







2コート、時により3コートしてやっとパウダー完成の冷却風景です。







ベースとなるパウダーの黒の上へハイパーの銀膜をのせます。

今回は「黒薄め銀膜強し」の感じです。

ハイパーBDKは「黒濃い目、中間、薄め」など銀膜の濃淡で表現します。







砂肌ブツ肌がここまでツル肌ハイパーとなります。 



 

●鋳造(鋳物式)の2通りと鍛造(加圧式)について●

鋳造CAST(鋳物式)
は熱したアルミ合金を溶かして鋳型に流し入れた後に冷却して形成していく製法のため、金属組織が粗く方向性のない状態となるため空気孔(ピンホール・巣穴)が多く発生します。

それに対して鍛造FORGED(加圧式)は日本刀を作るような製法で加熱し圧力をかけ、叩きながら形成していくため鍛造は大量生産には向かない製法のためコストが掛かり高価なホイールとなりますが、鍛造は組織も極めて密となり空気孔は全くできず高い強度が得られるため軽量で密度の高い鍛造品は素材表現の磨き工法スーパーミラーバレル研磨などにより効果がより発揮されます。

 

近年のCAST鋳造(国産車純正や国産社外ホイール)などほぼ機会式のためバレル研磨や高温焼付けのパウダーコートでも問題ありませんが、今回の「ワタナベ」のような旧式の砂型式や「MADE INアジヤ産」のCAST鋳造品はアルミ合金の不純物が多く、組織が粗いため素材自体の空気孔(ピンホール・巣穴)がさらに荒くなりそれらが表面上に現れるため磨き工法のバレル研磨には不向きな素材となりますが、溶剤ウレタンカラー塗装パウダーコートカラーで被せますので素材の良し悪しに関係なく下処理次第でどうにか対処可能です。











(有)オートサービス西HPはこちら

2011.05.31

RS-8 リム交換とパウダーコート&溶剤カラー塗装

SSR「RS-8」の6J/4枚と6.5J/4枚、計8枚ご用意頂き互いにディスクとリムを差し替えて、生かしたいPCD-100/4Hのディスク塗り替えて6.0Jから6.5Jへサイズアップです。

RS-8は本来3Psですが、インナーとアウターを溶接にて結合して有りますので、リム部は分解不可のため2Psと実質同じ扱いとなります。



2Psは3Psのようにアウターリムのみの交換が出来ませんのでリム本体丸ごと交換となります。 リム交換など特に問い合わせが多いBBS-LMやRS-GT、SuperRSなどもPsのためリム本体丸ごと交換となり今回のRS-8のように8枚用意して頂く必要があります。2Psのリムのみは購入不可となります。

※不動の人気を誇る旧BBS-RS-3Psは完全分解可能でアウターリムやインナーリムも個別に購入交換可能なためカスタム化がどうにでもなります。





 

島根県のお客様・・ディスク部のゴールドとシルバーを入れ替えます。

分解したついでに、ゴールのPCD100-4穴のディスク部を塗り換えいたします。



 

同じRS-8でも年式で1枚リムからWリムへと強度補強してありアウターリムの受け皿も違います。





 

塗装剥離からブラスター剥離です。







静電チェック下準備してからパウダーコートによるウレタン溶剤カラー用の下塗装をします。



 

パウダーコート180℃で50分ほど焼付けます。

最終カラーは溶剤ウレタンカラーですので、下地も溶剤系のサフでも十分なのですが、今回は下塗装にも拘りました。 これで素地への密着性はバッチリです。





 

パウダーコートによる下地カラーはグレーとなります。

パウダーをサイディング、足付けして指定色の溶剤カラー塗装の下準備に入ります。

 



 

指定色カラー「トヨタのハリアーゴールド(4T8)」を調色後、メインカラー塗装して仕上げにトップコートを塗り60℃の釜で40分焼きます。

溶剤ウレタンカラーもクリアー塗装も全て当店では専用釜にて焼き付け塗装をしています。自然乾燥と比べ時間の効率性は元より塗膜の硬さ、艶が全然違ってきます。



 

SSR系のディスクはリムに寸分の隙間無くガチガチに入っていますので四方均等にプレス押し込みしなければ旨く収まりません。





 

6.5Jのリムへ再塗装したディスクを組んで完成です。



溶剤カラーの特徴は、車のボディーカラー同様に耐久性も十分なレベル(下地で左右されます。)です。カラー調合次第で無限のカラーが作れる事が最大の利点です。

それに対してパウダー塗装は調色が出来ません。その代わり塗装膜が頑丈で耐久性が良いのが最大の利点です。

それぞれの特徴を生かして連携すればよりよいカラー塗装が出来上がります。

既存のパウダーカラーバリエーション内ならALLパウダーカラー仕上げも可能です。

パウダー塗装やパウダーカラーバリエーションについてはこちら



当店では多種の表面処理に対応しています。

カラー塗装(溶剤カラー塗装・パウダー下地&フィニッシュ塗装・クローム調塗装・ハイパー塗装DBK&DSK)

磨きポリッシュ(BBF鏡面バフ・スーパーミラーバレル研磨・ダイヤモンドカット)

メッキ加工(スパッタリングメッキ・クロームメッキ)



スーパーミラーポリッシュ・BBF鏡面研磨・ハイパー塗装・ウレタンカラー塗装・粉体パウダー塗装など、磨きや塗装が出来ても、基本・土台となる確実な修理、修正が出来てないと見た目だけ綺麗にしても意味がありません!!





(有)オートサービス西HPはこちら

ホイール修正・リフレッシュ・リメークは
「全国対応のカスタム専門プロショップ 」オートサービス西へ

カレンダー

«4月»
 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30     

カテゴリーリスト

アーカイブ

フィード