仕上げ実績・ブログ - BBS-1Ps/RG・RGR・DTM・RE・RT
2012.02.02
BBS-RGR 研磨手直しから塗り替えリフレッシュ
修理も何も無いリフレッシュもあれば修理からのリフレッシュも有り、さらに他店手直しからのリフレッシュも有ります。
研磨程度の手直しは問題有りませんが削り込みの修復暦ありは原型の修復が完全に出来ない場合が起きます。
今回のRG-Rは手直しできるレベルの研磨手直しからの塗り替えリフレッシュ・リメークです。
手付かずの曲りやガリ傷など問題ではありませんが、変な曲り修理や削り込み修理手直しは不可となります。
BBS-RGR18インチ色換えリフレッシュ
元はDBK-Pですがリムの削り込みと研磨がやや雑な仕上がりで再研磨ついでにディスクも色換えです。
削り込み修理でリムは薄く低くなった上ブラシェッドの失敗作みたいな粗目仕上の大雑把なポリッシュの研磨手直しが今回ご依頼の動機です。
塗り換えが前提ですので、潔く塗装剥離します。
塗装剥離すればパウダーマットブッラクもできますが、前回の修理代もカサミ今回はご予算に合わせて溶剤で仕上げます。
一旦マットブッラクを完成させてリム研磨します。
艶ありブッラクなら最後に丸ごとクリアーで抑えますのでディスクへのマスキングを要しませんがマットブッラクの場合、ディスクごとクリアーを丸ごと塗ってしまえばマットに艶が出てしまします。そのため1Ps個別仕上げのマットブッラクはディスク部をマスキングで覆う必要が有ります。
リムは2000番手まで磨き込んで完成です。
※ややリムフランジが細くなっていますが、これは前回の削り込み研磨による肉厚不足のためそのまま仕上げてあります。 削り込みの肉厚復元は出来ません。
削り込み修正についてはこちら
今回のリムポリッシュ部はノークリアー仕上げとなります。
オンクリアー・ノークリアーの特性についてはこちら
アウターリムのポリッシュ仕上げはご希望、ご予算に応じて「BBFバフ鏡面研摩・スーパーミラーバレル研磨・ダイヤモンドカット」の3種類の研摩加工に対応しています。 ※手直しリムやRSの薄型リムはダイヤモンドカットは不可となります。
3種類のアウターリムポリッシュ研磨についてはこちら
ダイヤモンドカットについてはこちら
ディスク部へのカラー塗装「溶剤系ウレタンカラー・粉体パウダー塗装」と当店自慢の「スーパーミラーバレル研磨(ミラーポリッシュ)」いたします。
※粉体(パウダー)塗装は部分塗装や指定カラー調色がで来ません。
粉体(パウダー)塗装についてはこちら
★同じ商品で塗り替え・磨きリフレッシュメニューが同じでも程度によりお値段が変わります。★
同年代の古いRS15インチでもこんなに程度が違います。
「左K様」のアウターリムは虫食い腐食が激しくこれではいくら磨いても綺麗にはなりません。 さらにピアスボルトもサビサビでこれも再生不可となり、リムは当社在庫のモノと交換出来ますが、ピアスボルトは再メッキするか、社外品と交換となります。
「右U様」はポリッシュ特有の白ミミズシミ程度ですので、リムポリッシュ磨きも問題無く出来てピアスボルトも交換無しで洗浄研磨で綺麗に復元出来ますので基本料金内で収まります。
2・3Psで再生できないモノはパーツ交換となりパーツ交換代(リムやピアスボルト)が別途加算されてしまします。
しかし1Psはそれが出来ませんので程度があまりにも酷いモノは修理不能となる場合も有ります。
完成間近と作業進行中のBBS軍団
↓
オーナー様へご報告を兼ねて今日現在の途中経過のご報告をいたします。
RS軍団・・7台の内100-4H15インチ3台は完成してますが、ピアスボルト待ちもありますので今しばらくお待ちください。
後4台は作業中です。また明日もRS入庫予定です。
LM軍団・・2台完成です。1台ピアスボルト待ち !
RG軍団・・右端グロスブッラク1台完成です。 1Psはキャップ、バルブ以外パーツ交換が有りませんのでパーツ入荷待ちもなく、完成次第即日発送いたします。
4本リフレッシュ・リメークに限り送料往復無料キャンーン中です。
お問い合わせやお見積もりは会社メール
nishi@243ok.co.jp の方へお願いいたします。
お電話でもお気軽にお問い合わせください。
0995-65-7225 (有)オートサービス西
(有)オートサービス西HPはこちら
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2012.01.25
BBS-RGR18インチ1Ps ハイパー塗装&リムポリッシュ研磨個別仕上げ
1Psホイールへの塗装&リムポリッシュ個別仕上げはBBSに関係なくみな共通の作業の流れとなります。
ホイール本体とディスクの塗装や磨き(溶剤ウレタンカラー・パウダーカラー・ハイパーカラー・スーパーミラーバレル研磨・その他)があり、リムポリッシュには(BBFバフ鏡面研磨・バレル研磨・ダイヤモンドカット)があります。それらの各組み合わせにより様々な1Psリム/ディスク個別仕上げの表現が出来ます。その組み合わせによりお値段や納期が変わります。
今回はホイール本体ディスク部の塗装部門(パウダーカラーベースのハイパーブッラクDBK)にリムポリッシュ(BBFバフ鏡面研磨)の組み合わせリフレッシュのご案内です。
組み合わせの内容が変わるだけで1Psリム/ディスク個別仕上げは塗装を済ましてからリムのポリッシュ加工となります。作業の流れは基本的にみな同じですのでこのブログを参考にしてください。
BBS-RGR17インチハイパー塗装&リムポリッシュ仕上げ
兵庫県のお客様・・3本修復暦有りのリム削り込み研磨でディスクのゴールドも修復暦の3本と手付かずの1本の色とが明らかに違うゴールドでしたが、4本塗り直しから3本手直し研磨して4本を揃えて仕上げすればそれもみな解消です。
ハイパー塗装へ塗り直しですので塗装剥離は必須条件です。
リム研磨手直しも所要範囲でしたので問題ありませんでした。
これからさらにブラスト研磨します。
ブラスト研磨してさらにパウダーコート下地用にバレル荒研磨かけます。
これが他所ではやっていない当店独自の1工程増やした下処理です。
脱脂剤を混入してバレル荒研磨機で肌揃えしてさらに釜空炊きして水分を完全に飛ばします。
通電チェックからパウダーグロスを蒸着噴射して、一時保管箱に置き、4本同時に焼付け釜で180℃で焼き付けて粉を溶かします。
溶けた粉がこんな感じで艶有りブッラクへ変化します。
塗装膜ではなく樹脂膜ですのでアルミ素地へ黒の樹脂をがっちりガードします。
※溶剤系の場合はリムへマスキングしませんが、パウダーは肌が硬いためリムポリッシュ研磨する時パウダーを剥ぐのに一苦労しますらリム研磨する事を前提として研磨 し易いように適当にマスキングしているだけの事です。
黒ベースを透かしながら銀膜添付によるハイパー塗装(DBK)をして一旦クリアー塗装まで完成させます。
この銀幕添付の加減により「黒濃い目、中間色、黒薄め銀強し」などの濃淡表現となります。
当社の研磨専属の職人が研磨機にて1500番手までひたすら磨いてリムポリッシュ研磨の完成です。
ホイール本体の裏面・側面はベースとなるパウダーブッラク仕上げです。
リムはBBFバフ鏡面研磨としてディスク部はパイパーブッラク中間色のイメージです。
今回のリムポリッシュはお客様のリクエストでBBFバフ鏡面研磨ノークリアー仕上げで、さらにガラスコーティング処理して有ります。
ガラスコーティングについてはこちら
当社のアウターリムへのポリッシュ加工は「BBFバフ鏡面研磨・スーパーミラーバレル研磨 ・ダイヤモンドカット」の3通りのポリッシュ加工が可能です。
どのポリッシュ方が「良い、悪い」かの品質の差はありませんのでお客様のお好みでリクエストされたモノをお受けします。
3種のポリッシュ料金は作業コスト上の差額のためご予算や拘りがあればお伝えください。ご希望に応じたポリッシュ加工をいたします。
※旧RSなどの薄リムや修復暦有りで共振の出るリムなどはダイヤモンドカットは不可となります。
※BBFバフ鏡面研磨・バレル研磨はノークリアーでも構いませんがダイヤモンドカットはオンクリアーが必須となります。
3通りのアウターリムポリッシュ研磨の特徴お値段はこちら
オンクリアー・ノークリアーの特性についてはこちら
ノークリアー納め後のメンテナンスについてはこちら
人の手では不可能な研磨をしてくれるリム研磨機やバレル研磨機またPC旋盤、パウダー設備、塗装ブース設備など完備してもそれらはみな最終仕上げお化粧のための専用機械と塗装設備です。
専用機械を使うまでの前の工程で一番大切な曲りやガリ傷、溶接修理が出来ないと専用機械や塗装設備など何の役にも立ちません、色塗って磨いてお化粧だけしても意味がありません。
基本土台となる職人技の手作業による修理が出来てそれから専用機械と塗装設備を使いリフレッシュ・リメークが出来上がります。
4本リフレッシュ・リメークに限り送料往復無料キャンペーン中です。
修理ついでに色換え、磨きなどお考えの方はこの機会に是非ご相談ください。
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2011.11.21
BBS-RGR18インチスーパーミラーバレル研磨(2次元)+パウダークリアー
曲り、ガリ傷修正からスーパーミラーバレル研磨(2次元)して最終の表面保護役として密着性、耐久性、塗装肌の頑丈さから静電式(固体)「パウダーコートクリアー」仕上げです。
お客様から「見た目も大切ですが曲りを直してキチント使えるように」と念を押されました。・・それが一番大事で極当たり前な事です。
BBS-RGR(鍛造ホイール)ガリ傷修理からミラーバレル研磨(2次元)+パウダーコートクリアー
千葉県のお客様・・修理品の程度はまちまちのピンキリで、今回のRGRは曲り有りでガリ傷が思いっきり4本有ったため修理工程にやや時間を要しましたが、普段通り修理してからのミラーポリッシュ(オンクリアーパウダー)の完成です。
どっち道塗装を剥ぎますので一旦塗装を先に剥いで無垢の状態からの溶接です。
溶接する箇所へ塗装やメッキなど他のモノが少しでも残っていれば溶接しにくいだけでなく溶接ムラやピンホールの原因にもなります。
ガリ傷溶接部のリム研磨形成からディスク部のハンド研磨です。
ポリッシュはアルミそのものの剥き出表現ですのでパテなど一切使えません。
修理技の見せ所です。
側面、裏面も荒研磨します。
裏が曲っていれば使用に影響しますので、追加料金にて直す必要が有りますが、裏リムの底に付いた多少の傷は見えない箇所で使用に影響しませんのでご要望が無い限り裏面傷直しまではいたしません。
地味なハンド研磨からバレル荒研磨です。
バレル荒研磨からバレル仕上げ研磨フィニッシュ時です。
ノークリアー仕上げならここで終了!梱包荷造りとなりますが、ここからパウダークリアーのためさらに数日の納期がかかります。
裏面、側面も満遍なくパウダークリアーを載せています。
パウダークリアーコート焼付け完成です。
写真では暗く写ったり明るく写ったりして旨く表現出来ませんが、メッキのような派手さでは無くアルミ独特の風合い柔らかい光沢です。
曲り、ガリ傷肉盛り溶接箇所など全く解らないように原型修復は完璧です。
写真によく写りませんがリム裏底には元々有った僅かな擦り傷は残っています。
この件はオーナー様へも伝えてあります。
※注)インナーリム(裏面・側面)傷について
インナー裏面の曲りはホイール自体が横振れ共振を起こしますので使用に影響するため「直さなくても良い」と言われましてもこちらとしては「直さしてください」とお答えします。しかし裏リム底の傷などは見えない箇所で使用に全く影響しませので、デザイン面のようにシビアに傷取り修理の希望が無い限りあくまでもバレル研磨の下研磨的な処置としています。
完成納品してから「裏底リムや側面に傷が入ったままです。」や「裏底の傷も完璧に直して当然。!」など納品後にクレーム、トラブルの原因となります。
裏面、側面も表面と同様に傷直しをされる場合は事前に申しつけください。(別途追加料金となります。)
※注)ポリッシュ肉盛り溶接について
深いガリ傷は溶接でアルミを足す必要が有ります。アルミを足す事で肉厚や原型の復元をします。
しかし傷口へ足したアルミとホイール母材(アルミ合金)は全く同じではないため肌質が合わない事も稀に出てきます。それらは色塗りなら問題有りませんが、ポリッシュ素地表現でしかも磨き込めば磨き込むほど「足したアルミと母材」との肌質の溶接箇所の数センチが気になる人もいます。
その僅かな肌違いを回避するために溶接せずに削りこんでしまえば母材の肌がそのまま表現できますのでその方が無難で簡単な修理です。
しかし修理屋として削り込んで肉厚が薄くなり、形状が変わり薄くなるよりは一部の肌質違いより肉厚と強度確保を優先してあえて面倒な溶接の方が良いと判断して深い傷は肉盛り溶接で形成しています。
要は削り込みで肉厚が薄くなっても同質の肌合わせを重視するのか、溶接によりその箇所の肌質が微妙に違って来ても肉厚原型強度重視をするかです。
今回のRGRようなリム端の幅の狭い箇所の場合はほとんど目立たず気になる事はまずありませんが、ディスクへの傷の場合、ディッシュや面の広いスポークなどは後で足したアルミ合金と母材質との違いで鏡面研磨すれば微妙な肌違いを感じる事も有るかと思います。
数センチ四方の微妙な肌違いを「気になる・気にならない」は個人差の問題ですが、たまにかなり神経質なユーザーもいますので、溶接で足したアルミとホイール母材とでは同じ金属でも同質合金では有りません事本来の肌とは材質、デザイン、構造、修理箇所により「目立つ目立たない」があるモノと理解してご判断ください。
一概に「鋳造・鍛造・合金プレス」「アルミ・マグ・スチール」と言っても「同じモノ・同じ素材・同じ製法」は各製造メーカーでそれらがそれぞれ違いますので、そんな違うモノへ補修用のアルミ合金を足して全く同じ肌になるはずも有りませが、ほとんど解らないレべルでもあります。ポリッシュ修理(ミラーポリッシュ・ダイヤモンドカット)はパテ埋め修理が絶対出来ませんので肉盛り溶接は「原型修復、強度確保」のための補修としてなくてなならない修理なのです。
ポリッシュへのクリアーコートには液体溶剤系(アクリル樹脂)と固体パウダー系(ポリエステル樹脂)があります。また液体溶剤系のアクリル樹脂にも1液型(硬化剤無し)と2液型(硬化剤有り)の2種類があります。
1液型(硬化剤無し)・・・新品ポリッシュホールへのクリアーコートは100%1液型(硬化剤無し)です。 硬化剤が入っていれば数時間で塗料とガンのノズルが固まってしまうため硬化剤の入ったモノは量産式には不向きなため自然硬化しなく肌が弱くても透明度が高い1液型が主流となります。透明度は高いですが塗装膜が薄く肌が弱い軟弱な事が欠点です。
2液型(硬化剤有り)・・・ワンオフ塗装向きで、1液が型よりさらに肌の硬い2液型は硬化剤の比率が高いほど硬質となり 塗料代も高くなります。艶感塗装肌の硬さも期待できるためワンオフでのクリアー塗装は2液型が主流となっています。
パウダーコートクリアー(ポリエステル樹脂)・・塗装膜と言うよりポリエステルの樹脂膜となるため肌が頑丈で密着性も高く 2液の溶剤系とは比べ物にならない硬質な肌となります。難点はコストが高いのと透明度が溶剤系よりやや劣ります。
溶剤系の1液型・2液型とパウダーコートクリアーを解りやすく例えて言えば
1液型が「サランラップを1枚載せた」のに対して2液型が「やや厚めのサランラップを3枚載せた」感じで パウダーコートクリアー「透明の厚いビニールシート」を載せた感じと表現すれば特性が判りやすくなると思います。?
頑丈で厚い塗膜となれば光沢艶引きや透明度も若干失われてしまいます。
見た目重視か耐久性重視かの選択です。
ポリッシュクリアーの詳細はこちら
以前当社でスーパーミラーバレル研磨したお客様へ!曲りやガリ傷をつけてしまっても低価格で完璧な修理をしてまたピカピカに蘇えらせますので少々のダメージは心配いりません。 アフターケアーは安心してお任せください。
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2011.11.03
BBS-旧RGスーパーミラーバレル研磨からパウダーコートクリアー
旧RG16インチ1Psスーパーミラーバレル研磨(2次元)ポリッシュ後、6画キャップも全てパウダーコートによるオンクリアー仕上げです。
今回はキャップ加工への拘りとして塗装でしか対応できないプラ樹脂製の6画キャップとアルミ製キャップと交換して磨きこんだホイールとのバランスを考慮したバレル研磨によるリフレッシュ・リメークです。
BBS-RG16インチスーパーミラーバレル研磨+パウダークリアー+アルミキャップと交換
バレル研磨2次元ミラーポリッシュからパウダーコートクリアー仕上げです。
ピンクのBBSロゴもワンポイントちょっと手を加えてあります。
写真を撮り忘れてしまいいきなりバレル荒ですが、ガリ傷修理から始まり塗装剥離~ブラスト研磨~ハンド研磨~バレル荒研磨のいつもの手順です。
旧RGの6角キャップはプラ製品でシルバー塗装してあり、オーナメントの分解合体にも手間がかかる複雑で面倒な構造をしています。
6角キャップを塗装してしまえば安っぽく見えますので、こちらで同品のアルミキャップを準備してこれを磨いて装着します。
バレル研磨にて磨きこんだパーツもパウダーコートクリアーします。
※注重要 研磨、磨き自体はアルミ製キャップならほぼ全て対応できますが、プラ樹脂が一部でも付いるモノへはパウダークリアーはできません。パウダーは焼付け温度が180℃以上となりますのでプラ樹脂は溶けてしまいます。一部でもプラ樹脂をつけてあるパーツは低温焼付け(60℃前後)の溶剤系クリアーとなります。
ホイール本体のパウダーコートクリアー噴射時です。
パウダークリアーは小麦粉のように真っ白けの状態です。
パーツへのパウダーコートクリアー焼付け完了!
スーパーミラーバレル研磨フィニッシュ時よりパウダークリアーした事でやや艶引き感を差し引いても今回はクリアーの耐久性重視です。
6角キャップを塗装すると見た目が安っぽくなります。
アルミキャップも磨き込みなら磨き込みホイールと一体化して高級感がより引き立ちます。
●ポリッシュオンクリアーには大きく分けて3種類が上げられます。●
1・溶剤系(液体)「1液型のクリアーコート」新品ホイール量産型
2・溶剤系(液体)「2液型の硬質のクリアーコート」硬化剤混合硬質型
3・静電式(固体)「パウダーコートクリアー」塗膜ではなく樹脂膜の頑丈型(第3のクリアー)
溶剤系(液体)「1液型のクリアーコート」は透明度が高く、硬化剤がないため量産向となり新品ホイールはこの「1液型のクリアーコート」が主流です。
弱点は肌が弱いため飛び石傷や干渉傷が入りやすくクリアー劣化も早いのが難点です。 見た目は良いが軟弱です。
溶剤系(液体)「2液型の硬質クリアーコート」はワンオフでの塗装に向いておりで硬化剤の比率が高いほど塗料代も高いですが、塗装肌の硬さも高いです。
難点としてツル肌仕上げのポリッシュへの塗装は光沢仕上げのため「足付けの荒研磨」が出来ません。そのためどうしても密着性に難があります。
そこで期待できるクリアーとして第3のクリアーが、静電式(固体)「パウダーコートクリアー」です。
「密着性が高く肌が頑丈で艶引き感、透明度も2液の溶剤系と変わらない」となれば 第3のクリアーと呼べる「パウダーコートクリアー」が、今あるクリアーの中でポリッシュホイールへのオンクリアーでは最硬と言えるでしょう・・・・・・しかし弱点もあります。
第一にコストが掛かる事です。また虫食いや巣穴の出たポリッシュは沸きブツが出るためパウダー仕上げではレベリングが落ちるなど素材の良し悪しを選びます。
※カラーパウダーならパウダーパテでどうにか対応できます。
また違ったパーツを合体した2Psハメ殺しのような分解できないホイールはパウダー不可となるモノが多くデザイン、構造を選びます。
※2・3Psの分解可能はホイールは分解してパーツごとにパウダーできますのでもちろんパウダーコートクリアーはOKです。
4本ワンセットリフレッシュ・リメークは送料往復無料キャンペーン中です。
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2011.10.10
BBS-RGのリム(ポリッシュ仕上げ)/ディスク(カラー塗装)の個別仕上げ
スバル純正のBBS鍛造13インチとBBS-RG鍛造16インチへの溶剤ウレタン焼付けカラーによる塗り換えからリム部はBBFバフ鏡面研磨仕上げでのリフレッシュ・リメークです。
サイズやモデルは違いますが、1Psへのリム/ディスク個別仕上げの作業の流れは変わりありませんので、2台まとめてご紹介いたします。
同じ内容の作業でも現品の損傷状態の違いや修正の(有り・無し)と塗装メニューなどで料金や納期が違ってきます。
リムポリッシュ部は本来切削ラインのダイヤモンドカットですが、コスト面やメンテの配慮からオーナー様の希望でノークリアーによるBBFバフ鏡面仕上げとなっています。
1Psホイール/リム・ディスクの個別仕上げ
鳥取県のお客様・・修理工程が無い程度良好のスバル純正のちっちゃなカワイイBBSです。
埼玉県のお客様・・ガリ傷やポリッシュ面の痛み劣化が進行中のRGでしたが、早めの処置で問題なく綺麗になりました。
※注)「虫食いや腐食」の劣化が激しいポリッシュはいくら磨いても斑点、シミが残り、ポリッシュ表現が不可となりますので、早めの処置が必要です。
まずは両者塗装剥離~ブラスト研磨から始まります。!
16インチのRGはガリ傷肉盛り有りです。
溶剤ウレタンメタリックカラー用の下処理塗装です。
メインのゴールド&シルバーメタ塗装してさらにメタリック系は一旦クリアーを丸ごと塗って塗装を完成させます。
リム/ディスク丸塗り仕上げならここで作業終了ですが、ここからリム研磨に入ります。
塗装完成後、リム研磨の段階で、「BBFバフ鏡面研磨」や「ダイヤモンドカット」などお好みのリムポリッシュをします。
ダイヤモンドカットの詳細はこちら
ディスクからリム部の側面、裏面まで全てBBS-LMと同色のゴールドを塗り、リムポリッシュ面は、「BBFバフ鏡面研磨」してスバル純正のBBS13インチは完成です。
ディスクからリム部の側面、裏面まで全てGR純正カラーを調色したシルバーを塗り、リムポリッシュ面は、「BBFバフ鏡面研磨」してBBS-16インチは完成です。
BBFバフリムポリッシュ研磨とは・・・
リム研磨専用の研磨機にて番手が80番・120番・240番の荒研磨から始まり、 それから仕上げ研磨の油研ぎ研磨が240番・320番・400番・600番・800番・1200番・1500番・2000番までペーパー目を細かくして手と顔が油まみれになりながらひたすら磨いて行くアナログ的な研磨ポリッシュ方法です。
アナログなため構造を選ばず低コストで臨機応変に対応が出来ます。
ダイヤモンドカットとは・・・
様々なデザイン、構造やこの世に二つとして同じ動きをしないモノに対して表面の形状を3Dで立体数値化して形状に沿って表面を均一に削り出しするワンオフ修理ではハイテクな切削ライン研磨工法です。
ハイテクでは有りますが構造デザインを選びコストがかかります。
●リムフランジ部への研磨について●
リムフランジ部の塗装部は残してのリムポリッシュ仕上げです。
リムにメリハリが付いてホイール全体が締まったような感じとなります。
リムフランジ部まで研磨してのポリッシュ仕上げとなります。
ホイール端まで磨いてありますのでホイールが大きく見えます。
1Psのリム/ディスク個別仕上げは一旦丸塗りしてからリム研磨となりますので、リムブランジ部を残すか研磨するかで、料金の差は発生いたしません。
お好みに応じて対処いたしますのでお気軽にお申し付けください。
今回リムポリッシュ部はノークリアー仕上げとなります。
今回のこのリムにはピアスボルトやバルブなど突起物がないためノークリアーでもワックスやコンパウンド磨きなど簡単にヒト拭き出来ますのでメンテナンスが特にやりやすい構造です。
オンクリアー・ノークリアーの特性についてはこちら
ノークリアーのメンテナンスについてはこちら
アウターリムポリッシュはBBFバフ鏡面研磨・スーパーミラーバレル鏡面研磨・ダイヤモンドカットなどご予算、ご希望に応じてポリッシュ加工いたします。
アウターリムポリッシュ研磨についてはこちら
完全なる修正が出来て4本リフレッシュ・リメークとなります。
(有)オートサービス西HPはこちら
2011.09.24
BBS-DTMスーパーミラーバレル研磨(3次元)からパウダークリアー
磨き込みや切削カットしたポリッシュ面を保護するためにクリアーコートは、一般的に溶剤系(液体)の1液型か2液型のスプレー式によるクリアーコートをします。
ポリッシュフィニッシュ後のクリアーの透明度やコスト面から言えば溶剤系(液体)「1液型のクリアーコート」が1番良いですが肌が弱いのが弱点です。 そのためワンオフ塗りのクリアーはより肌の硬い「2液型の硬質のクリアーコート」を使っています。
しかしそれよりさらに密着性、耐久性、塗装肌の頑丈さから言えば静電式(固体)「パウダーコートクリアー」がポリッシュ面保護に今一番、理想的なクリアーコートです。
スーパーミラーバレル研磨後からのオンクリアーに関し「透明度、艶引き感」など以前より格段に向上進化した「パウダーコートクリアー」のご紹介をいたします。
スーパーミラーバレル研磨(3次元)からのパウダーコートクリアー
以前当社でミラーポリッシュ(3次元)ノークリアーでお納めしたBBS-DTMです。
半年以上経過していますのでやや艶落ち感はありますが、BBFバフ研磨とは違い、大きな白ボケも無くコンパウンドでハンド磨きすれば光沢復元が可能です。
ハンド磨きなどメンテがご面倒との事で再研磨からパウダーコートクリアーのリクエストを頂きました。
もちろん以前当社で、バレル研磨をしていますので、格安料金でいたします。
タイヤカスやウェイトカス削除から始まり、下研磨となるハンドバフをかけて艶出しをします。 肌の光沢がやや不均等ではありますが、ハンドバフだけでも十分な光沢が復帰できます。
ハンドバフ研磨後は万遍無く、均一な光沢がでるまで仕上げ用バレル研磨機へ数回投入します。
バレル再研磨で元の光沢が蘇りました。バフ研磨との違いは一目瞭然です。
これからパウダーコートクリアーに入ります。
↓
パウダークリアーの前処理として以前はパウダー専用のプライマーを使っていましたが、過去のプライマーでは艶引き感が大きかったため、つい最近から違う下処理としてマジックウォーターなるモノを発見・提案!
これでプライマーの欠点となる艶引き感が一つ解消が出来たと思います。
まだ未知のモノですのでメーカーの言う事を信用して使うしか手が有りませんが、この1工程をやら無いよりはやった方がマシと思ってやっています。
通電チェックしてパウダークリアー噴射!(小麦粉のように真っ白けになります。)
鍛造品ですので4本同時焼きでもいいのですが、熱伝道を考慮して念のため2本ずつ焼いて自然冷却します。
パウダーコートクリアー完成!
溶剤系2液型のクリアーと、ほとんど変わらない仕上がりです。
でもパウダーコートのクリアー肌の頑丈差は溶剤クリアーの比ではありません。
1Psへのパウダーコートクリアーはホイール丸ごと塗りますのでパウダーで完全に覆われます。
バレル研磨フィニッシュノークリアーとパウダーオンクリアーを比べて見れば艶引き、光沢、質感など若干の違いは当然出てきますが、どうでしょうか?
●ポリッシュオンクリアーには大きく分けて3種類が上げられます。●
1・溶剤系(液体)「1液型のクリアーコート」新品ホイール量産型
2・溶剤系(液体)「2液型の硬質のクリアーコート」硬化剤混合硬質型
3・静電式(固体)「パウダーコートクリアー」塗膜ではなく樹脂膜の頑丈型(第3のクリアー)
溶剤系(液体)「1液型のクリアーコート」は透明度が高く、硬化剤がないため量産向となり新品ホイールはこの「1液型のクリアーコート」が主流です。
弱点は肌が弱いため飛び石傷や干渉傷が入りやすくクリアー劣化も早いのが難点です。 見た目は良いが軟弱です。
溶剤系(液体)「2液型の硬質クリアーコート」はワンオフでの塗装に向いておりで硬化剤の比率が高いほど塗料代も高いですが、塗装肌の硬さも高いです。
難点としてツル肌仕上げのポリッシュへの塗装は光沢仕上げのため「足付けの荒研磨」が出来ません。そのためどうしても密着性に難があります。
そこで期待できるクリアーとして第3のクリアーが、静電式(固体)「パウダーコートクリアー」です。
「密着性が高く肌が頑丈で艶引き感、透明度も2液の溶剤系と代わらない」となれば今あるクリアーの中では 第3のクリアーと呼べる「パウダーコートクリアー」が、ポリッシュホイールへのオンクリアーでは今のところでは最硬と言えるでしょう・・・・・・しかし弱点もあります。
第一にコストが掛かる事です。また虫食いや巣穴の出たポリッシュは沸きブツが出るためパウダーが出来ないなど素材の良し悪しを選びます。
※カラーパウダーならパテで対応できますが・・・
また違ったパーツを合体した2Psハメ殺しのような分解できないホイールはパウダー不可となるモノが多くデザイン、構造を選びます。
※2・3Psの分解可能はホイールは分解してパーツごとにパウダーできますのでもちろんパウダーコートクリアーはOKです。
作業の煩雑さによる納期面やコスト面また手直し不可のやり直しなど作業リスクの高さや素材の良し悪しの対応など課題も多くあります。
また雨降りの日はパウダーコートは中止しています。天気や温度、湿度にもパウダーの付き具合い、焼き具合いが影響され天気が悪いとさらに納期が遅くなります。
4本ワンセットリフレッシュ・リメークは送料往復無料キャンペーン中です。
この機会に是非ご相談ください。
(有)オートサービス西HPはこちら
2011.08.28
BBS-RE18インチスーパーミラーバレル研磨(2次元)
BBS-RE18インチ2次元ミラーポリッシュです。
軽くて頑丈な密度の濃い「フル鍛造加圧式(FORGED)」の特性をそのままいかしてスーパーミラーバレル研摩でアルミ独特の風合い柔らかい光沢となります。
「フル鍛造加圧式(FORGED)」をクロームメッキしてしまえば素材を痛め強度を3割程度落としてしまい鍛造の意味を無くしてしまいます。
BBS-RE18インチ 2次元ミラーポリッシュ!
東京都のお客様・・元はダイヤモンドカットオンクリアーのゴールドのREです。
ポリッシュ「オンクリアー」は数年の内、全て写真ような白ミミズシミが確実に入ります。 ポリッシュオンクリアーのこの現象を避けたいためにオーナーからのご希望で、オリジナルのダイヤモンドカット再加工ではなく、丸ごとスーパーミラーバレル研磨「ノークリアー」でのリクエスト加工となりました。
ポリッシュ、オンクリアー・ノークリアーの特性についてこちら
完全塗装剥離から荒研磨に入ります。
ハンド荒研磨してからバレル研磨機による荒研磨を1時間ほど研磨します。
荒研磨完了後、ハンド仕上げ研磨から仕上げ用のバレル研磨を数回繰り返します。
2次元ミラーポリッシュ研磨完成!
デザイン表面はツル肌で均等にムラの無い光沢となります。
2次元研磨のためスポークサイド面は鈍い銀のユズ肌光沢となります。
※スポークサイド面となる窓部のユズ肌など研磨削除して表面同様の光沢仕上げにする研磨工法が3次元研磨となります。
ホイール側面は下処理、ハンド研磨した訳ではありませんが何十回もバレル研磨機へ投入しますのででついでに綺麗になります。
素材自体の磨き工法のため素材の良し悪しに仕上がりが反映されます。
鍛造加圧式(FORGED)品は特にお勧めです。
ポリッシュオンクリアーはガリ傷や飛び等で傷ついたクリアー層の下へ水が浸入して白ミミズシミが入ります。クリアー層の下へ白ミミズシミが入りますので上面のクリアーをいくら磨いても白ミミズシミが取れる訳がありません。それを知らず「上面を磨き過ぎてクリアーが剥げました」などのご相談も良くお受けします。それらは一旦クリアーを全部剥いで再研磨する必要があります。
白ミミズシミ現象を避けるためにスーパーミラーバレル研磨はノークリアーのご依頼が多いですが、ノークリアーは素地剥き出し表現のためしばらく放置してしまえば艶落ち白ボケしますので、洗車ついでにコンパウンド等で小まめに磨けば光沢がまた蘇ります。
「オンクリアー&ノークリアー」どちらも一長一短がありますので、ポリッシュの特性を良く理解していただきご判断ください。
スーパーミラーバレル研磨はセラミックの摩擦で押し込みながらの研磨する工法のため「表面硬化現象」を起こしますので、従来のBBFバフ研磨(コンパウンド研磨)とは違い酸化白ボケが起き難い特徴があります。
一遍磨き込んだミラーポリッシュホイールのガリ傷修理など傷箇所のみを修理して再度バレル研磨機へ投入すれば簡単に直りますので低価格、短納期を実現します。
以前当社でスーパーミラーバレル研磨したお客様へ!曲りやガリ傷をつけてしまっても低価格で完璧な修理をしてまたピカピカに蘇えらせますので少々のダメージは心配いりません。 アフターケアーは安心してお任せください。
4本セットリフレッシュ・リメークは送料往復無料キャンペーン中です。
この機会に是非ご相談ください。
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2011.05.19
スーパーミラーバレル研磨からパウダークリアー仕上げ!
BBS-RGR17インチのスーパーミラーバレル研磨からポリッシュへのオンクリアーは当店初のパウダークリアーフィニッシュ仕上げを試みてみました。
ポリッシュへのオンクリアーは通常、焼付け硬質のウレタンクリアーとなりますが、ポリッシュ面へのクリアーは地肌がツル肌のため密着性、耐久性にやや難があります。クリアーの劣化、退色、飛び石傷による水の浸入で白錆び、ミミズシミはオンクリアーには避けられない宿命です。
ポリッシュオンクリアー、シミ・腐食についてはこちら
そこでの塗装膜の硬さと耐久性からその特性を生かしてパウダークリアーを今回噴射してみました。ポリッシュホイールへの新たな表面保護用塗装として硬くて頑丈なカチカチ肌なら傷やシミも入りにくいだろうと期待して、より良い物が提供できればと常に研究模索しています。
個人向けにカスタムでミラーポリッシュ仕上げからパウダークリアーコートするお店はそうは無いと思います。
RGRスーパーミラーポリッシュ(2次元)からパウダークリアー仕上げ
長野県のお客様・・2次元ミラーポリッシュ後、パウダークリアーをかけました。
ミラーポリッシュフィニッシュから比較すれば光沢、艶感は1~2割ほど引いた感じで鈍い光沢となりました。
ヨーロッパのミラーポリッシュホイールはクリアー塗装が分厚く塗ってありますのでそれらと、同レベルの光沢感かと思います。
元のハイパー塗装(DBK)を惜しげもなく表、裏完全塗装剥離から始まります。
もちろんガリ傷も直してリム研磨してあります。
地味なハンド研磨からその後バレル研磨機での荒研磨です。
通常のBBFバフ研磨してから仕上げ用バレル研磨で光沢がでるまで何回も回します。
洗濯機の様に見えますが、特許機械のバレル研磨で斜め上下左右に動き泡を発たせてセラミックで磨き込めばホイール丸ごと見事に光ってきます。
磨きは研磨ですので、パウダーカラーの下処理にもメディアを変えてこの機械を荒研磨用としても利用しています。
鏡面仕上げ完成後、パウダークリアーの発射です。 (期待と不安)!
パウダー(粉状)噴射後は小麦粉をふりかけたみたいで真っ白けのため焼いてみないと結果が解りません。
180℃の釜で焼くこと約50分! いい感じに仕上がりました。
白い粉が高熱で溶かされ塗装膜と言うより透明な樹脂がアルミ素地へべったり均等にくっついたような感じでいかにも頑丈そうな肌をしています。
心配していた「クリアーの透明度」・「肌のモコモコ感」・「塗膜のムラ」・「大きな塗装波」などは一応クリアー出来ていると思いますが、塗膜が厚い分、ポリッシュ光沢艶引きは否定できません。
溶剤ウレタンスプレー塗装に付き物のゴミ噛みやブツなどもほとんど目に付かないレベルです。
●パウダークリアーの結論●
鈍い光沢でややの艶引き感は、溶剤ウレタンクリアーと比べて1割減ほどか思います。しかし塗装肌の頑丈差はウレタンクリアーと比べ物にならない硬さです。
施工する側として簡単な設備で気軽に塗れる溶剤クリアーと違い、粉の材料コスト面や塗装準備、搬入、釜設定など面倒な準備が多く失敗した時の手直しのリスクも高くなる事が悩みです。
ミラーポリッシュフィニッシュ光沢のノークリアーを10とすれば
光沢艶引き感は溶剤ウレタンオンクリアーが1割減の9として
パウダークリアーは2割減の8と言ったところでしょか?
※あくまでもミラーポリッシュへの艶引きの事で、HDブラックなどカラーフィニッシュしたパウダーの艶が低いと言う意味ではありませんので、勘違いなくお願いします。
カラーパウダーは溶剤カラーに負けない位、テカテカの光沢となります。
ただカラーバリエーションが少ない、また調色が出来ないのが欠点です。
ノークリアー&溶剤オンクリアーの光沢、艶先行のビジュアル重視か?
パウダークリアーによる若干の艶引きを犠牲にして耐久性重視か?
の選択となります。
ミラーポリッシュ後のオンクリアー(パウダー&溶剤)・ノークリアーなど全て一長一短があります。お客様のご予算ご希望に応じて対応いたします。
オンクリアー&ノークリアーとミラーポリッシュユーザー修理例についてはこちら
カラー塗装ホイールと違い素材自体の表現ですので、ガリ傷修正など肉盛り研磨形成を要する修理は技術の差が大きく出る誤魔化しのきかないのがポリッシュホイールです。
外車・国産車純正ホイールや社外品ホイール問わずスーパーミラーポリッシュ可能です。
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2011.04.10
ゴルフ純正BBS14インチの曲り修正からのリフレッシュ
新潟県からのご依頼、ゴルフ純正BBS14インチの曲り修正からリフレッシュです。
年代モノですのでそれなりに自然劣化したレベルのホイールのつもりでしたが・・・・
普段の作業よりかなり遠周りしてしまい納期が倍以上かかりました。
その訳は
↓
1本だけ怪しげなホイールがあります。
3本は中古によくある手付かずの普通の曲りで、1枚型リムは簡単に治せますが・・・・・
波打った凸凹状の修復暦有りを1本発見!
一瞬でやりがいが半減します。
裏面のタイヤビート辺り面も当然凸凹、溶接跡も巣穴だらけ・・・
凸凹面からさらにリム削り込みで薄く仕上がったアウターリム
とりあえず、波打った凸凹面をプレス修正したら、ピンホールだらけの溶接のためリムがパリパリ割れてきました。
うんざり、ガッカリです。(涙)
正直、このホイールをやる気が益々伏せてきました。
気分が乗りませんので今日はここでお終いです。
他のお客様の仕事をするためこのホイールはしばらく放置・・・・・
数日後、気分も改めいよいよ手直し作業の再開
リム表、裏溶接のやり直しで波打った程度のリムでも大掛かりな工事となってしまいました。
元が薄いリムに仕上がっているため、修正箇所だけ厚くなれば、不均等で不恰好なリムになってしまいます。
そのため不本意ではありますが、研磨形成もそれに近づける形状となります。
手ごわい1本が無事終わり、塗装剥離して、ようやくカラー塗装への下処理となり 先が見えてきました。
※注)塗装してしまえばどんな修理をしたのか判らなくなりますから余計に怖い事ですよね。
オーダーのゴールド塗装してクリアー塗ってカラー塗装はここで一旦終了!
リム/ディスク丸塗り仕上げならここで完成、納品となりますが、ここからさらにリムポリッシュ研磨の始まりです。
アウターリム部へのBBFポリッシュ鏡面仕上げです。
塗装を剥ぎながらひたすら研磨・・ (汗)
80番・120番・240番の荒研磨して、
それから仕上げ研磨の油研磨が240番・320番・400番・600番・800番・1200番・1500番・2000番とペーパー目を細かくして行き、顔も手も油まみれになりながら長い研磨の末に鏡面ポリッシュとなります。
「ダイヤモンドカット」や「スーパーミラーバレル鏡面研磨」は専用機械が研磨してくれますが、「BBFポリッシュ鏡面研磨」は荒から仕上げまで職人の手による完全手作業の研磨作業なのです。
気の長い、根気強い人でないと続きません。
※スーパーミラーバレル鏡面研磨はBBFハンド研磨(800番)まで研磨して、さらにバレル研磨機の水槽に漬けてセラミックで研磨します。
スーパーミラーバレル研磨の詳細はこちら
※ダイヤモンドカットは磨き研磨ではなく切削式ポリッシュとなります。
ダイヤモンドカットポリッシュの詳細はこちら
手直し修理箇所はご覧の通りになりした。
※リム厚の復元は今回はしていません。
きちんと溶接して手直し修理したからと言って強度確保を保障するものではありません。
何回も同じ箇所を修理すれば当然強度が低下してしまいます。
やらないよりはマシのレベルです。
ヤフオフや中古購入は当たり外れがあります。
変に磨きこんだ不自然なリムやリム裏にコーキングが塗られたモノ、またクラック修理の溶接団子が残してあるモノなどユーザー側も見る目を養ってください。
コーキング隠し、クラック修理溶接団子に付いてはこちら
リムポリッシュ面のオンクリアー・ノークリアーの特性についてはこちら
粗悪な修復暦のあるモノは現状のままでの磨きや塗装となる場合もございます。
またBBS-RSのようにリム交換できるモノはリム交換いたします。
欠けやガリ傷修正などカワイイ修理です。
修正に絶対の自信があるからこそ作業の証として修正作業(肉盛り・研磨・下地等)の写真を商品と添えてお客様へ提出しています。
表面の仕上がりだけを評価されますが、それより目に見えない土台となる修理、修正を良く観察してください。
削り落としやパテ埋め修理程度ならだれでも出来ます。
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- カテゴリー:
- BBS-1Ps/RG・RGR・DTM・RE・RT
2011.03.30
BBS-RGR ガリ傷、曲り修正/リム鏡面研磨/ハイパー塗装(DBK)
名古屋のお客様からのご依頼BBS-RGR18インチホイール修正、リフレッシュ・リメーク
4本みなガリ傷、曲り有りの手ごわい修正リフレッシュでしたのでやや納期を頂き 、時間をかけてビシット直してからのお化粧となりました。
シルバーメタ&リムポリッシュからハイパー&(DBK)リム鏡面研磨
修理工程は完璧です。(自画自賛)
※当店のポリッシュ仕上げは、ダイヤモンドカット、鏡面研磨、スーパーミラーバレル研磨のポリッシュ仕上げをしていますのでご予算、用途に応じて対応しています。
艶落としポリッシュ可能です。
4本とも全てガリ傷、曲り修理からの始まります。
※ガリ傷やエグレが入る時の衝撃により目視出来ないくらいの曲りは少なからず起きます。
やや修理で時間がかかりますが、ガリ傷修理程度は問題なく直します。
注):よそ様の修復暦のあるホイールの手直しには限界があります。
修理完成後、塗装への下処理となります。
最初の予定ではリム/ディスクの丸塗りハイパー塗装でしたのでここで完成となりましたが、お納めする段階でリム鏡面研磨へと変更となりました。
2度手間となりますが、ご希望に応じてリム鏡面研磨と変更いたします。
※リム部へ塗装を前提としてパテ埋めなど一切やってませんので塗装を剥いで磨けばきちんと修理した証となります。
ポリッシュ部は誤魔化しの出来ない修理です。
せっかく完成した塗装を剥ぎながらリム面を鏡面研磨し直ししてリムポリッシュの完成です。
丸塗り塗装とリム/ディスク個別仕上げは好みの問題ですのでどちらが良いとは言えません。
リムの光沢写り込みはご覧の通り、鏡面研磨は2000番まで地道に磨きこみます。鍛造ホイールは根気よく磨けばより光ります。
リム面のガリ傷、曲がりなど原型を完全復元して解らないように直すのがプロ仕事です。
欠けやガリ傷修正などカワイイ修理です。
修正に絶対の自信があるからこそ作業の証として修正作業(肉盛り・研磨・下地等)の写真を商品と添えてお客様へ提出しています。
表面の仕上がりだけを評価されますが、それより目に見えない土台となる下修理を良く観察してください。
削り落としやパテ埋め修理程度ならだれでも出来ます。
(有)オートサービス西のHPはこちら
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